中堅社員座談会
精密鋳造業界世界NO.1企業に向けて
会社全体の業務最適化への挑戦
PROFILE
- S.A.
- 経営総括部
管理部
情報システム課
事務技術職 - 2019年入社
キャリア採用
- K.Y.
- 品質保証部
品質保証課
事務技術職 - 2021年入社
キャリア採用
- N.D.
- 製造部
第1製造課
ワックスインジェクション班
監督職 - 2006年入社
新卒採用
- N.T.
- 製造部
保全サービス課
保全サービス班
監督職 - 2014年入社
キャリア採用
- S.A.
- 経営総括部
管理部
情報システム課
事務技術職 - 2019年入社
キャリア採用
- K.Y.
- 品質保証部
品質保証課
事務技術職 - 2021年入社
キャリア採用
- N.D.
- 製造部
第1製造課
ワックスインジェクション班
監督職 - 2006年入社
新卒採用
- N.T.
- 製造部
保全サービス課
保全サービス班
監督職 - 2014年入社
キャリア採用
発電技術で世界をリードする三菱重工グループ会社の一員として、地球温暖化対策分野で脚光を浴びるガスタービン・コンバインドサイクル発電の耐熱材料になくてはならない精密鋳造技術で、他の追随を許さない実績を誇る三菱重工パワー精密鋳造株式会社。機械加工が困難な素材を用い複雑な形状の製品を高い精度で製品化する世界トップレベルの技術で、求められる高い基準を満たし社会への貢献に努めてまいりました。
社会の持続的発展のために欠かすことのできない事業展開への取り組みについて、中堅社員による座談会を通じて当社を知る一助としていただければ幸いです。
高度な技術・将来の可能性への憧憬が支える
未来へのチャレンジマインド
<向上心と好奇心を挑戦の原点として>
QUESTION 01
入社された時期と志望されるに至ったきっかけについてお聞かせください。
[N.D.]
2006年に新卒で入社してから、ちょうど20年目にあたります。元々通っていた工業高校で砂型鋳造法を学んでいたという経緯があり、とりわけ鋳造技術に関心を持っていました。そうしたご縁もあり、世界でもトップレベルの高度な技術を有する精密鋳造専門会社ということで志望させていただき入社に至りました。工業高校時代に色々な科目を学習した中で特に印象に残っていたのが鋳造で、今はワックスインジェクション班に所属して監督職を務めています。
[S.A.]
私は2019年入社で情報システム課に所属していますが、それ以前は全く別の業界の飲食業に勤めパソコンは高校の授業でしか触ったことがない状態でした。けれども「未経験でも大丈夫」と言われ、「分からないことを分からないと言えて、人とコミュニケーションが取れる人だったらぜひ」というお話をいただきました。当初はメインの仕事がパソコンの入れ替え作業という体力も使う仕事でしたが、飲食業時代に培ったコミュニケーション力と体力には自信があり、将来に向けての可能性に挑戦したという経緯があります。
[N.T.]
私は2014年の入社になります。もとは違う会社に勤めて図面起こしの仕事をしていましたが、たまたま機械のほうが好きなこともあり知り合いの方から、「工業高校で学んだ技術を活かして働いてみないか」とお誘いを受けて、興味を持ったことが直接のきっかけとなりました。入社して以降は溶接作業などやったことのない仕事もありましたが、多くの研修機会も用意されていて未経験でも丁寧に教えてもらえます。これらのサポート体制に勇気づけられ、少しずつ慣れて上手くできるようにはなってきたと実感しています。
[K.Y.]
入社年度は2021年でもうすぐ5年が経ちます。まずは「精密鋳造」という専門性の高い会社であることに興味をもち、実際に工場見学をしてみて自社で製品の鋳物になるまでの全工程を社内で一貫して行っているところに、好感と同時に大きな将来性を感じました。そこで自分もこの会社で頑張ってみたいなと思い立ち入社を決めました。
OJTを基本にキャリア形成に励む
<日々の業務遂行とスキルアップを両立>
QUESTION 02
新人として入社されてから現在に至るまでのキャリアの変遷についてご紹介願います。
[N.D.]
入社した当時は技術部で、測定器だったり、投影器だったり、光学式3Dスキャナで撮影して製造した部品の寸法を測る担当をしていました。3年目くらいにインジェクション班で先輩の行き届いた指導をもとに現場作業員として10数年、それぞれ現場での経験を活かしながら合理化や改善を見据え日々の業務に携わってきました。その後はインジェクション作業長という立場で携わっているという状況です。
[S.A.]
私の新入社員時代は、工場内での各部署のパソコンをバージョンアップする入れ替え作業がメインでした。その業務に携わりながら先輩方のサポートを受けつつ、基礎的な知識を身につけていくことができました。情報システム課にはパソコンとネットワーク関連の不具合対応や問い合わせが各部署からありますので、いろいろ経験を積みながら場数を踏んでいくという形で対応に努めてきました。それから成長とともに視野が広がって、今ではサーバーやネットワーク、ワークフローの開発などにも取り組んでいるところです。
[N.T.]
入社した当時は、主に金属類を材料に溶接やグラインダー等で削ったり、各設備に対応する特殊な治具の制作や改良をしたりする作業を行っていました。その後は主に修理関係も携わるようになり、海外製の設備や日本製の設備など色々な部署で設備の修理や入れ替えを担当してきました。現在はそれらを管理する立場で作業長をやっていて、保全サービス課として水道、ガス、電気等のインフラの保守点検にあたっています。基本的に作業は業者に発注し、班の作業員と連携を取りながら作業を回している状態になっています。
[K.Y.]
私は品質保証部の品質保証課に所属して、自社で製造する部品の安全性や品質確保に必要となる非破壊検査を行っています。そのために非破壊検査を行うため必要とされる資格をいくつか取得してきましたが、現在はその上級にあたる資格取得を目指して日々知識の習得に励んでいるところです。もともと社内にいた有資格者が不在となってしまったため社外の講習に参加することになりましたが、社内に用意されているスキルアップのための制度を利用することができました。今後は蓄積したスキルを活かして、後進の育成を通じて会社の発展に寄与することを楽しみにしています。
[S.A.]
私は情報システム課の業務上、ここにいる皆さんのなかでは、誰よりもいろんな部署と関わりがあると思います(笑)。
[K.Y.]
私のいる品質保証課は製造ラインの上流工程にあたるため、他部署との関わりが薄い部署なのですが、たまに現場の品質保証パトロールという業務がありまして。そのときには、[N.T.] さんにはお世話になっています。
[N.T.]
そうですね(笑)。
現場で遭遇する困難への対応
<困難への挑戦がもたらす進歩と達成感>
QUESTION 03
これまでの仕事で大変だったエピソード、やりがいや達成感についてお聞かせください。
[N.D.]
これまでの教えを受ける立場から作業長という立場になり、勤続年数では先輩にあたる人たちの指導をするようになってからの対応についてかなり苦労しましたね。立場が変わり自らが指導する際には、考えをしっかり相手方に理解してもらった上で、色々と相手に伝えていくようにしなければ協力を得ることはできません。やはり立場が逆転した際には相手側からすれば不愉快に感じられることもありますので、そのときの対応や発言には十分に気を配ったという覚えがあります。
[N.T.]
私も[N.D.]さんと同じ作業長という立場ですが、目上の方に中途半端な知識で指示すると否定されることもあります。言葉遣いに気をつけて、わからないことは相談しながら、密接なコミュニケーションを取って進めるようにしています。
[N.T.]
私の所属する保全サービス班課は工場内での設備修理を担当しています。メーカーがすぐに修理できないときは社内で対応しなければならないこともあり、難しい作業であっても製品の納期を守るため、何とかして社内で修理完了させなければならない場面も多々あります。特に緊急を要する場合は管理側と相談しながら、最短で対応するための打ち合わせをしながら進めていく。プレッシャーもありますが完了時には大きな達成感を得ることができます。
[S.A.]
達成感といえば、今の私がまさにその渦中にあるかもしれません(笑)。現在、建設を進めている新事務所棟では多くの関連会社が参加して工事を進める中で、きちんと連絡を取り情報を共有して認識の齟齬がないよう取りまとめいくのが大変です。新年度が始まる前の3月下旬には移転する予定ですので、現在は最終段階に入り連日ネットワークの工事に立ち会ったりしています。
[K.Y.]
私の場合、入社時に大変だったことといえば、精密鋳造という専門的な分野で専門用語も多く、新人時代に先輩と会話をしていても、何を言っているのかまったく分からなかったことです(笑)。会議の議事録を作成している最中でも聞いている内容を理解できず、最終的によく分からない議事録になってしまって(笑)。先輩には怒られはしなかったですけれども、そうした経験を重ねてようやく分かってきたかなという感じではあります。
もうひとつ、先ほど触れた非破壊試験に必要な試験装置の老朽更新がありまして。新しい装置の導入にあたり、提出を求められる要領書などを作成し、最終的にお客様に承認されて導入に至ったことです。あまり知識がないため勉強しながら何とか作成して、苦労した半面で大きな達成感を得ることができました。貴重な経験として記憶に残っています。
キャリアの蓄積から生まれる成長の実感
<自身と会社の将来についてのビジョンを展望>
QUESTION 04
自身の仕事の将来について考えられていることについてお聞かせください。
[S.A.]
N.D.さん、最初にお願いしていいですか?
[N.D.]
えぇーっと、ごめんなさい!ちょっと頭の中を整理しますので(笑)、私は後回しにしてほしいです!
[S.A.]
では、私から(笑)。入社して間もない頃は未経験でしたので、業界の専門用語などで分からないこともあり、それこそ1からサポートしていただき目の前の仕事を覚えるのに必死になって取り組んできました。情報システム課は元々人数の少ない部署でしたので、先輩方がすごい仕事量をこなすのを目の前で見ていて、早く仕事を覚え少しでも役に立てればという気持ちでやってきました。その気持ちは今も変わらないまま持っていますが、もう教わった仕事をやるだけでなく、業務の改善や生産性の向上につなげることはできないか、そういう方向でも考えられるようになってきたので、その点に成長はあるかなと感じています。
[N.T.]
入社した当時は時間も限られている中で、日々、やみくもに作業に専念していたような感じでした。その後に少しずつ余裕が出てきて、自分に何が必要か、今後どういうスキルを習得すればよいのか考えられるようになってきました。その頃から自分に何が足りないかとか、この設備を修理するうえでどう対処したらいいかを考えて、それを班での実務にも展開できるようにしていきたいという、ビジョンというか考えが生まれるようになってきました。現在は作業長という立場になりましたので、保全サービス班のスタッフが少しでも働きやすいような職場づくりを進めるとともに、事故やケガなどが生じないよう環境整備にも努めていきたいと思っています。
[K.Y.]
まだ明確なビジョンは描ききれてはいませんが、入社当時と比べて業務に必要な資格を取得し、経験を積む中で仕事も上達してきたと感じています。そのため余裕ができてきたこともあり、今後は自分だけではなく、部下や同僚と一緒に仕事をより良くしていけるような関係性を築くというか、そういう役割になれたらいいと考えるようになりました。
[N.D.]
すみません、皆さんに追いつきました。心の準備ができたので大丈夫です(笑)。
私の場合はもともと効率の悪いことは嫌いなのですが、自分の部署が効率的にこなせればよいという部分的な最適化を求めていました。ところが作業長になり会社全体を考えていかなければならない立場になってみると、この工程で今はやっているけれど会社全体として見たら改善する余地があるなと気づくことがあります。そのため将来的には会社全体の最適化という目標を目指していくことが私にとっての大きなビジョンかなと思っています。
真摯な対応を心がけるという信念を大切に
<誰もが働きやすい職場づくりを>
QUESTION 05
仕事をするうえでの信念、大切にしていることは何でしょうか。
[N.D.]
作業長という立場から、やはり部下から行動とか言動も含めて信頼されていなくては誰もついてこないということを感じています。そのため部下から何か相談ごとや苦情があれば、まずは話を聞くという姿勢を大切にしています。また相手の発言に対して否定をしない、間違いのある主張について正しはしますが、基本的に否定をせずに尊重することで相手の気持ちを少しでも理解するように心がけています。
[S.A.]
私が日頃から大切にしていることは、気軽に話しかけてもらえる人でいることです。仕事をするうえで情報システムは会社全体の基本的なインフラになっていて、今日の社会でネットワークが止まってしまったら仕事が進まないなど大事な部分を占めています。それだけに他の部署からの問い合わせも多くある状況のもとで、たとえ忙しい中でも自分自身が心に余裕をもって、問い合わせの内容についてもきちんと話を聞くこと。どういう状況だったのか確認したうえで、改善策はどうしたらいいのかを考えて、真摯に対応できるようにしていきたいと考えています。
[N.T.]
基本的には働きやすい職場を目指したいなと思っていて、私の場合は自分が働きやすいのではなく、作業長という立場で部下が働きやすい環境づくりを目指しています。先ほども触れましたが、まずは尊敬されるというよりは、話しやすく相談とかもしやすいような管理職になりたいと思っています。自分自身が一般社員だった頃を振り返ると、いいところと悪いところがありますので、そのあたりを管理職の方と相談しながら、少しでも働きやすく、新人さんが入社しても定着して働き貢献してもらえる職場を作りたいですね。
[K.Y.]
私が大切にしたい考えとして、上司から言われたことを鵜呑みにして行動に移すのではなく、一度自分の考えに落とし込み本当に正しいのかをまず考え、もし疑問を持つようであれば上司に確認を取るようにして、自分の考えとして行動に移したいと思っています。というのも、私の所属する品質保証課は、製品の品質に責任を持つ部署ですので簡単に「良い」「悪い」と言うようなことはできない立場にあります。そのため自分の考えとして正しいのか見極め、関係部署に対し「これはダメ」「これはいいよ」という判断を伝える場面もありますので、まずは自分が納得したうえで判断を伝えるように心がけています。
コミュニケーションギャップのない職場づくり
<誰もが話しかけることのできる空気感の醸成を>
QUESTION 06
後輩への仕事上のアドバイスや声がけなどで意識することはありますか。
[N.D.]
私も入社して間もない頃は上司から言われることに反発を感じたこともありましたが、今となってみると上司が言ったことも一理はあるのかなと思うことも多くあります。若い頃には納得いかないことを言われたときにはつい反発することもあります。そのようなことがないように先ほども触れたように、部下から信頼を受けるよう若い社員に対しては、なるべく対話をするよう心がけて公私ともにプライベートな話だったり、会社の話だったり折を見てするようにしていますね。
[S.A.]
私は自分が後輩のお手本になれるよう、まず心がけているのが自分の言葉と行動に責任を持つことです。口では言っていてもやらないとか、期日までにできていないとか、そういうことが見えてしまうと、後輩から「あれ?」って思われことがあるかもしれないので、日頃から自分の行動に対し責任をもってやる姿を見せる。あとは先ほどもお話したことに似通っていますが、常に安心して働ける環境でいられるように、いつでも気兼ねなく相談とか質問とかしてもらえるような空気感を作ることを大事にしています。
[N.T.]
私も入社した時に先輩と後輩との違いを強く意識したことがあります。作業や行動をしていても新人として入ったばかりで言いづらいという経験は多くの方がしていると思います。私も今は先輩の立場になりますが、先ほども発言があったように空気感とか話しやすい環境をつくりたい。分からないことは臆せずに聞いて、やったことのない仕事や業務にもチャレンジして、周りに相談しながら習得していってほしいと思っています。
[K.Y.]
やはり褒められて悪い気がする人はいないと思いますので、良かったことについては積極的に褒めようと意識しています。また自分が新人時代に先輩方にしていただき良かったと思うことは、やはり同じように後輩にもやってあげようと思っています。私が入社した際も緊張もしている中で、話しやすい空気をつくってくれた先輩がいますので、私自身もそうしてあげたいなと心がけています。
[N.D.]
若い世代の中には、これまでの価値観とは少し異なる考え方を持つ方もいると感じています。だからこそ、部下としてどう接するのがよいのか、どのような関わり方がモチベーションにつながるのかを日々考えさせられます。十人十色の個性があるからこそ、一人ひとりに合った向き合い方が大切だと感じています。
会社全体の最適化を目指して
<それぞれの職場で最善を尽くす>
QUESTION 07
会社で将来実現したいと思い描いている夢についてお話をお願いします。
[N.D.]
やはり会社全体の最適化というところですね。私たちの所属する製造部門には色々な工程や班がある中で、インジェクション班は最初の工程になりますので後の工程のことも考えて、品質の改善や、生産性の向上に力を合わせて取り組んでいくことで会社に寄与していきたいと思っています。
[S.A.]
もうすぐに入社して7年目目に入りますが、未だに日々の業務で覚えることや新しく習得しなければならない知識がまだまだあります。その中で将来的に情報システム化の中心として他の部署の方から頼りにされるような存在になりたいと思っています。今後はIT化が進んでいく時代にあって現場で利用される皆さんが、本当に使いやすく、分かりやすいシステムの導入を進め業務効率につなげていきたいと考えています。
[N.T.]
保全サービス班として、今現在は設備故障の修理対応に苦労しています。このような状況のもとで将来的には予防保全などの対応を進め故障などの発生件数を減らして、日々の業務に余裕をもって対応できる体制にしていきたいと思っています。
[K.Y.]
品質保証課に在籍して5年が経とうとしていますが、まだまだ上司の方から教わる仕事もたくさんあります。こうした現実の中で日々先輩方から仕事を学び、キャリアアップに努めるとともに後輩の育成に力を注ぎ、やがて会社の顔となっていけたらなと今は感じているところです。