蒸気タービン

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蒸気タービンとは外燃機関の一種で、外部で発生させた高温の蒸気をタービン(羽根車)に吹きつけて回転させ、動力や推進力を発生させることのできる機関のことを指します。

蒸気タービンの歴史は古く、2,000年前のギリシャの数学者が蒸気の動力作用による回転体について記したものがあると言われています。
実際に蒸気機関が船の推進力として、世界に登場したは1897年の事です。
ヨーロッパで起こった産業革命の時代に発明されました。

蒸気タービンは、同じ機関で蒸気往復機関(ピストンを往復させて回転する力を得る機関)に比べて重量が軽く、大きな出力を得る事ができます。

最近では発電用プラントに用いる事が多く、中でも原子力発電所では原子炉で得た高温の蒸気を大型の蒸気タービンに吹きつけ回転させることで、100万キロワットを超える電力を出力する発電所も少なくありません。

三菱重工では、蒸気タービンの熱効率を上げるために、三次元設計翼の開発や翼そのものの大型化、蒸気流量の損失を防ぐ方法等を開発・製造しております。