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インドネシアPJB Gresik発電所制御装置更新 15ステップ中11ステップ円滑に完了

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インドネシア発電会社PJBのGresik発電所には、3 on 1 GTCCが3ブロックあります。
プラント停止を最小限にしたいとのご要望に応えて、ガスタービン(GT)、蒸気タービン(ST)の 定検タイミングを変えることなく、15ステップに分けて更新していきます。すなわち、9台のGT毎、 3台のST毎、ブロック毎の操作用PCとデータロガーの3ステップです。
例えば、1号GTが定検中で、他の2台のGTと1台のSTが、従来の制御装置で運転している際に、 1号GT用の制御装置を更新し、通信ネットワークに接続します。
すなわち、制御装置が、新旧でミックスされ、統合された状態の運転が実現されています。

この15ステップの初期段階、2015年5月、PJBの広報誌で、「制御装置をオンラインで更新できた。」と絶賛されました。

< http://www.cs.mhps.com/news/2015/2015_0609.html >

その後、ステップを重ねるに従い、Gresik発電所と我々の連携とチームワークは深まり、 より高い品質と、より短い工期を、達成できるようになりました。

【2016年9月13日に開始したブロック1の3号GTとST更新のステップについて】
第9ステップの3号GT更新は、制御装置準備完了を確認するインターロックテストを、 実働14日目に行いました。
第10ステップのST更新は、インタロックテストを、実働22日目に行いました。これは、 長時間残業を伴ったので、通常勤務であれば、実働25日目に相当します。
その後、三菱パワー株式会社の専門技師が、GTとSTの試運転調整を行いました。
これは、他の制御装置メーカーにはできない、OEMならではの、独自で、強い利点です。

【第11ステップ:2016年11月に開始したブロック2の1号GT更新】
インタロックテスト、そして、充実したGT試運転調整を終え、7日間の信頼性確認試験が、 12月28日に完了しました。次の写真のお客様の笑顔が成功を語っています。

第11ステップ

15ステップ全ては、2017年5月に完工します。

三菱パワー株式会社と弊社三菱パワーコントロールシステムズの、高い技術力は、 他の制御装置メーカーには追従できないものだと考えており、お客様に高く評価されています。
そして、何より重要なことは、インドネシアGresik発電所の、アベイラビリティが向上し、 お客様が制御装置をメンテナンスする能力が高まったことです。