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インドネシア発電会社の社内誌で、当社制御装置が絶賛

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インドネシア/PJBのお客様へ納入したGresik制御装置について、その更新工事の詳細がPJB社内誌(5月号)の表紙一面およびトップ記事として特集が組まれ掲載されました。

インドネシアは、経済成長が盛んで、発電設備容量は、現在は53GWですが、2030年には、現在の日本の設備容量245GWを追い抜くと言われています。
PJBは、2社ある国有発電送電会社の一つで、Gresikは、1992~4年に建設され、当時アジア最大のGTCC 3on1 x 3ブロックからなる160万KW級の発電所です。

記事には、「制御装置の更新には通常、プラントの運転停止が必須であるが、運転を継続しながらオンラインで装置を更新することで、停止する場合と比べてEAF(Equivalent Availability Factor)を、3年間で5.99%向上させ、売上高に換算すると700憶ルピア(≒7憶円)以上もの潜在的な売電ロスを回避できることになる。」 との記載があり、 逼迫する電力デマンドに対し極力停止期間を少なく更新したい、とのお客様要望に応えたことが評価されました。

(弊社から補足)
ステップ1:全ての3GT(ガスタービン)とST(蒸気タービン)の運転中に、新しいNetmationの操作用PCを、ゲートウェイ経由、既設の制御装置に接続しました。
ステップ2: 1台のGTが定検中で、それ以外の2台GTとSTが運転している時に、お客様に取っては、ブロック運転中に、その定検中のGT制御装置のみを更新しました。
ステップ3: この手順を、他のGT、STの定検毎に繰り返します。
これが、記事の「運転を継続しながらオンラインで装置を更新する」ための手順です。

また、「オンラインで制御装置を更新するためには、トリップや思わぬ事故などのリスクが伴うため、最適な施工業者を選定するために、候補となる各メーカに事前に試験をさせて、本当にオンラインで更新工事をするだけの技術力を有しているか確認した。」との記載もあり、他社には真似のできない当社独自の技術力が高く評価されていることが伺えます。

この独自技術を活かして、当社の制御装置は、既設火力の老朽化更新工事でも、多くのお客様から注文を頂戴し、活躍しています。

PJB社内誌(5月号)の表紙

PJB社内誌(5月号)の表紙

この表紙にあるTanpaとは、インドネシア語で、「絶対、・・しない」との意味で、ここが強調されています。

PJB社内誌(5月号)のトップ記事

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