T.T
部署の距離が近いから、
品質もやりがいも高まる。
受注生産メーカーで
設計する喜び。
T.T
製造部 機器設計グループ
2016年入社
理工学部 電気電子工学科
経歴
入社1年目~ | :製造部 機器設計グループ |
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01 地元にいながら、世界中のインフラを支える。
絶対に入りたかった会社。
就活の際、なぜMHIパワーコントロールシステムズに
興味を持ったのですか?
私が企業選びの軸にしたのは、「地元の長崎で働ける」「人々の生活基盤を支えることができる」という2点でした。その両方にフィットしたのがMHIパワーコントロールシステムズです。特に魅力的だったのは、世界中でインフラの発展に貢献していること。発電所はもちろん、客船やLNG運搬船、ゴミ焼却設備、交通システムなど、さまざまな領域において制御システムを提供している。その幅広さに惹かれました。また、インターンシップや学内セミナーへの参加を通じて、プラントを見学したり、ワークライフバランスについて確かめたりと、働くことへのイメージがつかめたのも大きかったと思います。志望順位でいえば、MHIパワーコントロールシステムズが圧倒的ナンバーワンでした。
現在の業務内容を教えてください。
入社以来、所属しているのは機器設計グループ。計測・制御装置や火炎検出装置の設計が業務の中心です。お客様の要求に基づいて、社内の別部署が計画図を作成。それをベースに私たちが詳細設計を行い、展開接続図に落とし込んで組立配線部署へ連携するのです。私は火力発電や地熱発電用の制御装置を担当し、求められる仕様を満たすことはもちろん、組立配線部署にとってのつくりやすさも考慮した図面作成を心がけています。また、部署に導入されているCADソフトのカスタマイズと、それに伴うマニュアル作成やデータベース構築も私の大切なミッション。業務効率化を推進し、エンジニアにとって理想的な設計環境を整えるためにも力を注いでいます。
02 業界ではレアな受注生産型メーカー。
さまざまな部署の連携が、品質とやりがいを高める。
業務のやりがいをどこに感じていますか?
日本にある制御装置メーカーは、その多くが標準品を扱っています。一方で、MHIパワーコントロールシステムズの基本は受注生産。設計から製作、導入、アフターサービスまで、自社で完結できる数少ない企業です。それが強みであると同時に、私にとってのやりがいにもつながっています。たとえば、自分が設計した制御盤が完成していく様子を、隣にある自社工場で確認できること。その過程でもしも改善点が見つかれば、すぐに組立配線の部署と協力してブラッシュアップすることができます。また、コストやスケジュールの調整といった、自分たちだけでは吸収しきれない課題が持ち上がった時にも、ほかの部署と連携しながら解決が可能です。結果として、満足のいく品質が実現できて、技術者としての手応えも感じやすい環境だと思います。
学生時代に学んだ知識は、どのように活かされていますか?
大学では電気電子回路全般やプログラムの基礎を学び、通信工学を専攻していました。入社直後から役立ったのは、電気回路設計やCADの経験ですね。CADは使用するソフトが変わったことで戸惑いもありましたが、基礎的な知識はそのまま応用できました。一方で、制御装置には複雑なリレー回路が使用されているため、ハードワイヤードロジックについては入社してから学ぶ必要がありました。大学ではまったく触れたことがなかったので苦労もありましたが、上司に実務を通じて指導してもらえたこともあり、実践的に身につけていけたと思っています。
03 入社3年目。初めての緊迫感に学んだ、
現場を思いやる設計の大切さ。
これまでに経験した中で、もっとも思い出深い仕事とは?
入社3年目のことです。火力発電プラントの制御装置を更新するプロジェクトで、図面を作成するために既設の配線がどうなっているかを調査する必要がありました。ところが、プラントが動いている間は電気が流れているので詳しく調べられない。そして、プラントを止めることができるのは更新工事の進行中だけ。やむを得ず、プラントが止まったら大急ぎで調査を行い、その内容を即座に図面化することにしました。現地の協力を仰ぎながら配線を手書きで写し、複雑なところは撮影データを会社に送って図面への反映を依頼。バタバタしながらも連携はうまくいき、どうにか無事に工事を完了することができました。
その経験からどんなことを学びましたか?
デスクで設計しているだけでは絶対にわからない、現場の雰囲気に触れられたのは大きかったですね。あふれる緊迫感の中で作業が進んでいく様子を見て、現場を意識して設計することの大切さを痛感しました。それまでの私が最優先にしていたのは「ミスがないこと」。それに加えて、現場にとって組立配線しやすく、負担の少ない図面を心がけるようになりました。当時の私は、ちょうど仕事に慣れてきたころ。そのタイミングで現場を知り、仕事の質をさらに高めようと思える経験ができたことは非常に良かったと思っています。
1日のスケジュール
7:30 | 出社。メールチェックと本日のタスク確認。 |
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8:00 | 体操と朝礼。 |
8:30 | 組立配線部署や外注先からの問い合わせ対応。 |
9:00 | 見積対応や機器手配対応。 |
10:00 | 設計業務。タイの火力発電所の更新工事に向けた制御装置の設計。 |
12:00 | 昼食。 |
12:30 | 午後からの集中力を上げるために昼寝。 |
13:00 | プロジェクト会議 |
14:00 | 午前中に引き続き設計業務。 |
18:30 | 今後のスケジュール整理。 |
19:00 | 退社。 |
プライベート
少し前まで、会社のフットサルチームや友人同士で作ったフットサルチームでよく汗を流していました。子どもが生まれた今は、公園で遊んだり、買い物に出かけたり、寝かしつけたりと、休みの日にはずっと一緒に過ごしています。わが子はやっぱりかわいいですし、その成長を毎日のように感じられるのは面白いですね。
MHIパワーコントロールシステムズで実現したい夢
これまでに蓄積してきたノウハウをベースに、ハード回路設計の領域だけにとどまらない多能化をめざしていきたいと考えています。多能化を目的とした部署異動の制度もあるので、積極的に利用しながら自分が携われるビジネスの幅を広げていきたいと思います。また、時代にふさわしく発電プラントを更新していくことで、CO₂の削減に寄与し、地球温暖化の緩和にも貢献したいですね。