Y.S

社会に不可欠な
プラントに携わる。
その公共性の高さが、
自分の原動力になる。

Y.S

エネルギー・環境ソリューション統括室
横浜エネルギー・環境ソリューション部
環境グループ
2020年キャリア入社
経済学部 経済学科

経歴

入社1年目 :横浜エネルギー・環境ソリューション部 環境グループ
入社4年目 :主任に昇格

01 自分のプログラムが、巨大なプラントを動かす。
その達成感に、キャリア入社を決意。

転職したきっかけを教えてください。

前職である重電メーカーを家族の都合で退職することになり、その後、技術者派遣の会社に入社。初めての派遣先がMHIパワーコントロールシステムズでした。担当したのは、独自の分散型制御システムである「DIASYS Netmation」。ごみ焼却プラント向けの設計と施工管理を行ったのですが、これがとても面白かった。自分が書いたプログラムでプラント全体の制御が立ち上がるのは途方もない達成感でしたし、ときどき小学生が見学に来るのもうれしかったですね。ずらりと並んだモニターに目を輝かせる子どもたちを見ると、誇らしい気持ちになれました。できればこの先も、同じ仕事に携わっていけたら——そう考えて、改めて中途採用に応募したのが入社の経緯です。

キャリア入社社員として、何を期待されていると感じましたか?

まずはやっぱり、即戦力であること。とはいえ、あれもこれも求められるわけではありません。一つでも業務に合ったスキルがあれば、問題なく活躍できます。私の場合、制御盤の設計に携わっていた経験が役立っていますね。それからコミュニケーションの力。私にとっての主なお客様はプラントの設計者ですが、人によって物事の優先順位や悩みどころは異なります。人間関係をしっかり築くことでそれを探り当て、寄りそっていく。前職でも心がけていた姿勢が今も活きています。あとは、新鮮な視点や考え方をもたらすことでしょうか。外部から来た人間にしか提供できない気づきを通じて、会社に貢献したいと常に考えています。

02 現場作業に許されたのは、わずか2週間。
高難易度のプロジェクトで知った会社の底力。

担当している業務を教えてください。

ごみ焼却プラントの制御システム更新工事に携わっています。老朽化したシステムを、最新の「DIASYS Netmation」に入れ替えるための工事です。派遣時代はプログラムを書くことが業務の中心でしたが、今はプロジェクトマネージャーに近いポジション。お客様との綿密な仕様確認に始まり、設計、納入、現場での施工管理、導入後の改良まで幅広く担当しています。その分、多くの人との関わりが生まれるところが面白さですね。作り込むフェーズに入ると現場に1か月ほど張り付くのですが、お客様から外部の協力会社まで、さまざまな協働を重ねてゴールを目指していく手応えがあります。完成が近づくにつれて人数が減っていくのが、少し寂しく感じられるくらいです。

関わったプロジェクトで、特に印象に残っているものは?

他社製の制御システムを「DIASYS Netmation」に更新するプロジェクトです。現地での入れ替えと試験に少なくとも4週間はかけたかったのですが、プラントを全停止できるのはたった2週間。期限内に終わらせるために、私の出した答えはこれでもかというほど事前準備に念を入れることでした。現地調査、工事業者との打ち合わせ、スケジュールや作業範囲の確認——そのすべてを完璧に近づけて臨んだ結果、滞りなく更新完了。期限を守れたことはもちろん、トラブルも、それに残業さえほとんどありませんでした。もちろん、私一人で招いた成果ではありません。振り返って思うのは、部門の垣根を超えた惜しみない協力を、あらゆる場面で得られたこと。MHIパワーコントロールシステムズの底力を、改めて実感することができた出来事でした。

03 社会になくてはならないものを手がける。
その責任と嬉しさを、これからも。

入社して気づいた、MHIパワーコントロールシステムズの強みとは?

いくつもあります。まず、プラントの監視や制御について、トータルで提案できること。ソフトもハードも、さらにIoTや現地工事に至るまで、さまざまな部署が協働し、多様な知識やスキルを総動員して対応することができます。さらにその土壌となっているのは、部署の間に壁を感じることのない風通しのよさ。新しい挑戦を始める時には、お互いにアドバイスを送り合うことがごく当たり前です。新卒で入った会社は完全に縦割りの組織だったので、転職した時には本当に新鮮でした。ワークライフバランスでいえば、在宅勤務やフレックス制度を活用して、一人ひとりのライフスタイルに合わせた働き方を選びやすいところも気に入っています。

MHIパワーコントロールシステムズを選んでよかったと思う
ポイントは?

社会にとって、なくてはならないものに関わっている嬉しさです。MHIパワーコントロールシステムズの「DIASYS Netmation」は、ごみ焼却プラントはもちろん、インフラやものづくりの現場に幅広く採用されています。しかも、導入されれば10年以上は稼働が続いていく。九州地方のとあるプラントでは、立ち会い検査に訪れた方からこんなふうに声をかけられました。「我が市をよろしくお願いします」。私たちが携わる現場の公共性の高さを改めて思い知り、身が引き締まるようでした。その責任の大きさをやりがいや成長への意欲に変えながら、これからもずっと携わっていきたいと思っています。

1日のスケジュール

08:30 出社。メールをチェックし、
本日のタスクを確認。
09:00 制御盤図面の確認。
13:00 システム仕様書の作成。
15:00 お客様への仕様説明(Web会議)。
16:00 製造部のメンバー、またはベンダーと制御盤製作の工程打ち合わせ。
17:00 社内常駐のベンダーとソフトウェア製作の工程打ち合わせ。
18:00 ソフトウェア(制御系統)の製作。

プライベート

休日はもっぱら2人の息子たちと遊んでいます。上は6歳、下は2歳。一緒に公園に出かけたり、絵本を読んだり、カードゲームを楽しんだり。先日、上の子が音読の宿題をしていたのですが、文章をすらすらと読む姿に思わず感動してしまいました。子どもの成長を見ることに勝る喜びはないと、改めて感じる毎日です。

MHIパワーコントロールシステムズで実現したい夢

ごみ焼却プラントをより深く支えていけるよう、IT系の知識を身につけたいと思っています。私自身はまだまだですが、同じ職場にはITに強い先輩もいますし、手を挙げれば、いい経験を積めそうなプロジェクトにアサインされる可能性もある。教えることに熱心で、一人ひとりの希望にしっかり耳を傾けてくれるMHIパワーコントロールシステムズの環境を活かして、ステップアップを図っていきたいですね。

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