コイル深層部精密点検
本装置の開発により主にボイラ横置き伝熱管に発生するエロージョン減肉及び腐食減肉を効率良く目視点検・肉厚測定をする事が可能となり、ボイラ伝熱管肉厚管理の有効な手段となります。
主な特徴
- コイル深層部点検装置による伝熱管の診断は、事業用ボイラ90缶、産業用ボイラ66缶の実績が誇る信頼性の高さがあります。
- 1実績数は平成28年9月現在
- 最大深さ2.0メートルの深層管の肉厚測定が可能
- 新型のクランプ型肉厚測定器により伝熱管の300°範囲が素早く肉厚測定できます。
- 狭隘部肉厚測定器により最小隙間15ミリメートルの深層管の肉厚調査が可能です。
適用事例
1. 微粉炭焚きボイラ横置き伝熱管
2. 廃熱ボイラ横置き伝熱管
装置構成
1. 肉厚測定機器構成適用管外径 | Φ31.8~Φ76.1 |
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測定本数 | 1チーム:200~300箇所/日 |
作業人員 | 1チーム:2~3人 |
No. | 名称 | 仕様 |
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1 | 計測器 | ポータブルUT装置 (3ゲート仕様) |
2 | クランプ型肉厚測定器 腐食減肉用 (300°連続測定) 新型 |
治具先端23mm Φ5センサ ポイントフォーカス |
3 | クランプ型肉厚測定器 摩耗減肉用 (150°連続測定) 新型 |
治具先端20mm Φ8センサ ラインフォーカス |
4 | 狭隘部肉厚測定器 R部、垂直管用 |
治具先端12mm Φ6センサ ポイントフォーカス |
5 | 狭隘部肉厚測定器 横置き管用 |
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6 | 接触媒質供給治具 | グリセリン及び水500mmリットル |
2. クランプ型肉厚測定治具(新型)の特徴
伝熱管をクランプして肉厚測定するため深い位置にある深層管でも正確で安定した肉厚測定値が得られます。また管周方向で最大300°範囲の最小肉厚値を素早く検出することが可能です。
3. 目視点検装置
No. | 名称 | 仕様 |
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7 | CCD目視装置 | 先端Φ20mm |
8 | 狭隘部目視装置 | 先端Φ5mm (ガイドΦ10mm) |
9 | ビデオスコープ | オリンパス社製 画像及び動画録画可能 |