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環境や景観に配慮した2MW級バイオマス発電で、森林資源循環、地域創生、脱炭素に貢献。
信州ウッドパワー株式会社向け林業用バイオマスプラント新設工事の特長
- 地域の森林エリアで正しく伐り出される「未利用木質バイオマス材」に最適化した2MW級地域密着型小規模木質バイオマス発電設備の初号機。
- 千曲川水系の環境保全のため空冷式復水器を採用。
- ボイラのブロック化により工期を短縮、早期発電開始に貢献。
- お客さまと共に、無線計装、遠隔サポート、運転操作ガイドなどのIoT、ICTの新技術を開発・採用し、教育も含め現地採用運転員の負担の最小化を図る。
- お客さまへのプラント納入後も、安心して運用いただけるよう当社呉事業所に呉みらい館(遠隔監視室)を設置。お客さまと同じ環境でプラント全体の確認ができることによって、緊急時の迅速な対応を実現する。
- 「地域密着型小規模木質バイオマス発電」で、森林資源の循環と地域活性化を実現したことが評価され、「第9回プラチナ大賞」優秀賞を受賞。
ボイラ型式 |
単胴自立型自然循環式流動層ボイラ |
発電端出力(最大) |
1,990kW |
最大連続
蒸発量 |
10.5t/h |
主蒸気圧力 |
6.1MPa |
主蒸気温度 |
478℃ |
給水温度 |
125℃ |
モジュール工法(注)をボイラ建設に採用し、現地工事期間の大幅短縮を実現。
ボイラ型式 |
二胴水管自立型 |
最大蒸発量 |
50t/h |
最高使用
圧力 |
2.5MPaG |
蒸気温度 |
234℃ |
燃焼方式 |
副生ガス専 |
運転開始 |
2021年12月 |
JFEスチール株式会社西日本製鉄所(福山地区)向けボイラ・新設工事の特長
- モジュール工法では海上輸送と陸上輸送とがあり、起重機船作業や特殊車両輸送作業においての入念な手順の確認により、安全施工を徹底して実践。
- 短納期案件にも関わらず、お客さま並びに各種協力会社のメンバーとコミュニケーションを深めることで、工期内に無事故無災害で工事を完工。
- 製鉄所内で発生する副生ガスをボイラ燃料としてクリーンに安定燃焼させることが可能で、エネルギー使用合理化の観点からも非常に有意義な設備であり、また化石燃料使用の低減にも貢献。
- 性能試験では、保証値を十分に満たした数値を確認。高い顧客満足度も獲得。
- ボイラのような鉄骨・ダクト・配管などで構成される巨大な鋼構造物の一部又はその全てを大型ブロックの対象とし、プラント建設地とは別の場所で一体に組立て、海上輸送、陸上輸送を経て、建設地に据付ける工法。建設地で施工する作業量を大幅に低減できることが特長。
工場の排熱を利用するセメントキルン排熱ボイラで、電力コストとCO2排出量の削減を実現。
名称 |
セメントキルン排熱ボイラ |
ボイラ型式 |
強制循環型排熱ボイラ |
UBE三菱セメント株式会社 伊佐セメント工場発電設備向けセメントキルン排熱ボイラ新設工事の特長
- セメント生産の工程において、セメントキルン(回転窯)を1,450℃の高温で焼成する際に排出されるガスの熱回収をおこない、この排熱を利用してセメントキルン排熱ボイラが水蒸気を作り、タービンを回して発電。これにより、工場の熱効率改善及び省エネルギー化を図る。
- 自家発電設備で使用する化石燃料の量を抑制し、CO2排出量の削減を実現。
- 自社工場の排熱を利用した発電で、電力自給率の向上に大きく貢献。
高効率・高信頼性の蒸気タービン導入により、更なる電力の安定供給とCO2排出量の抑制を実現。
発電方式 |
汽力(地熱) |
出力 |
1万4,500kW |
運転開始 |
2020年10月 |
九州電力株式会社 大岳地熱発電素所向け発電設備更新工事の特長
- 国内初「ダブルフラッシュ&デュアルプレッシャー方式」採用で、発電出力の増加を図り、高圧蒸気と低圧蒸気を効率的に複合利用。発電出力は、更新前に比べ2,000kW増の1万4,500kWに引き上げ。
- 大岳地熱発電所は、国内初の産業用地熱発電所として1967年8月に営業運転を開始。国内初の熱水卓越型地熱発電所でもあり、三菱重工グループにとっては地熱発電設備商用機第1号。
- 電力の安定供給と脱炭素社会の実現に50年以上も寄与し続けたベテラン設備が、更新工事でカーボンニュートラルを推進する新たなパワーを発揮。
既設石炭焚きボイラを都市ガス焚きに改造し、CO2排出量の約40%もの削減に成功。
ボイラ型式 |
RB型 |
最大蒸発量 |
70t/h |
最高使用
圧力 |
11.1MPaG |
蒸気温度 |
503℃ |
燃焼方式 |
都市ガス専焼 |
使用燃料 |
都市ガス |
昭和産業株式会社鹿島工場向けボイラ燃料転換工事の特長
- 石炭焚きから都市ガスへの燃料転換工事は、業界のリーディングカンパニーである当社でも本件を含めて2件であり、脱炭素社会の実現に向けた燃料転換工事における極めて貴重なモデルケース。
- 7ヶ月という短納期案件にも関わらず、詳細設計の段階から関係部署やお客さまと適宜対面やWEB会議を利用してコミュニケーションを深めることで工期内に無事故無災害で、問題無く工事を完了。
- 性能試験では、保証値を十分に満たし、予想性能通りの結果を獲得。