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1.はじめに
このたび大分バイオマスエナジー合同株式会社殿より、大分バイオマス発電所向け22MWバイオマス発電設備を受注した。その特徴と仕様を紹介する。
2.特徴
本プラントの特徴として次の様な設計を考慮している。
- 本設備は、PKS(Palm Kernel Shell:パームヤシ殻)と地元林業への貢献を考慮し,木質チップ(間伐材)を混焼できる設備設計。
- 蒸気タービンに軸流排気方式を採用することでタービン建屋コスト削減を図った設計。
- 燃料供給系統をシンプル化した安心設計。
- IT技術を利用した遠隔監視システム。
3.設備の構造と仕様
表1に発電設備の主な仕様を、図1に概略構造を示す。
表1 22MWバイオマス発電設備仕様
発電端出力 | 22,000kW |
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タービン型式 | 衝動式外部抽気復水型蒸気タービン |
ボイラ型式 | 単胴自立型自然循環式流動層ボイラ |
燃料 | PKS、木質チップ(間伐材) |
4.納入範囲
納入範囲は流動層ボイラ本体、蒸気タービン、発電機、燃料供給用クレーン、灰処理設備、煙突、冷却水系統設備など付帯設備他、電気設備、監視制御装置など一式。