AdBio(バイオマス高効率回収資源化システム)

地球温暖化防止が世界共通の重要な課題とされる中、廃棄物処理の分野でも資源循環・脱炭素社会構築に 向けた取り組みが強く求められており、廃棄物に含まれるバイオマスの効率的な利活用推進に向けて、 バイオガス化の重要性が増してきております。
三菱重工グループでは、こうした背景をふまえ、プラスチックや金属等が混入した廃棄物から バイオマスを容易に分別・回収するとともに、よりエネルギー回収率が高いバイオガス化に適した性状に変換できる 「バイオマス高効率回収・資源化システム(AdBio)」により、社会の持続的発展に貢献していきます。

社会の変化と解決すべき課題

日本国内で発生している一般廃棄物は、厨芥類や紙類等のバイオマスを約6割(乾重量ベース) 含んでいるものの、プラスチックや金属等が混在していることから、現状は、バイオマスが 分別・リサイクルされることなく、ほとんどが焼却処理されています。
また、国内の廃棄物焼却施設の多くでボイラ発電や熱利用が行われていますが、厨芥類は 水分を多く含んでいてエネルギー回収率が低いといった課題を抱えています。

三菱重工グループでは、こうした背景をふまえ、一般廃棄物のようなプラスチックや 金属等を含む夾雑性の高い廃棄物からバイオマスを容易に分別・回収するとともに、
よりエネルギー回収率が高いバイオガス化に適した性状に変換できる 「バイオマス高効率回収・資源化システム(AdBio)」を開発しました。