概要/特徴
- 納入実績:250基以上、累計処理ガス量:500万立方メートルパーアワー以上
- 確かな技術力と豊富な実績が貴社のVOC(揮発性有機化合物)削減計画を実現
- 設計・製作・据付・アフターサービスまで一貫体制で長いお付き合い
(注)ウェブサイトに記載の内容や機器仕様については予告なく変更させて頂く場合があります
特徴
溶剤回収装置導入により、回収溶剤再利用による省資源化はもちろんPRTR対策・VOC排出規制対策・地球温暖化防止への貢献が一挙に図れます。
安全設計
- 各種安全インタロックを組み込んだ自動運転システム採用(日常運転管理が安全・容易)
- MEK(メチルエチルケトン)等のケトン系溶剤に対して、冷却工程・注水システム等の昇温防止(監視)システム等、万全の対策を組み込み
高性能
- 高度処理された粒状活性炭の採用による、捕集効率99パーセント以上の高い効率
- 水蒸気脱着による反応性溶剤の分解を抑制
耐久性と低ランニング
- 水蒸気脱着と粒状活性炭の採用により、不純物に強く長寿命
- 活性炭に付着した不純物を水蒸気が洗い流し、寿命を大幅に向上
省エネルギーシステム
- 運転条件に適応した各種の自動省エネシステムを採用した最適設計により、蒸気・電力・水の消費を最少限に制御
- 豊富なオプションにより、さらなる省エネや排熱回収システムが適用可能
回収溶剤精製・分離
排ガスに含まれる溶剤が一種類とは限りません。
回収装置で混合回収した溶剤を各々の溶剤性質にあわせ、最適な方法により精製・分離致します。
代表的な例をご紹介します。
トルエン+アセトン・メタノール
溶剤には、水に溶解するものが存在します。これらのものは、水溶性溶剤と呼ばれます。水中に溶解するものは、蒸留により水と回収溶剤に分離されます。
例えば、アセトンやメタノールは水に溶解します。排水中に溶解したアセトン、メタノールは左図の通り沸点差を利用し蒸留により水と分離します。
トルエン+IPA
IPA(イソプロピルアルコール)のように、水溶性で且つ水と共沸する溶剤を排水側から回収する場合は蒸留塔に加え脱水塔が必要になります。
溶剤の分離・精製は溶剤の種類・組成に応じて様々な方法があります。 記載のない組み合わせについても、検討致しますのでお問い合わせ下さい。