RO膜式 脱塩装置
BWRO膜 脱塩装置
システム概要
汽水用逆浸透膜(Brackish Water Reverse Osmosis Membrane)を用い、連続的に純水を得る脱塩処理システムです。
- 前処理工程
原水性状に応じ、下記の処理を組み合わせて、RO膜通水に適した水にします。- 凝集沈殿装置
RO膜面上でのスケールを防止するため、原水中の硬度成分を除去します。 - 砂ろ過処理
RO膜の物理的損傷を防ぐため、原水中の懸濁物質を除去します。 - 活性炭処理
RO膜の塩素劣化を防止するため、原水中の残留塩素を除去します。 - 薬品注入
RO膜でのバイオファウリングやスケーリングを軽減するため、薬品を注入します。
- 凝集沈殿装置
- 保安フィルタ
前処理工程で除去しきれなかった微細物質を、1~5マイクロメートルのフィルタで除去します。 - BWROユニット
前処理された水を昇圧し、RO膜に通水することで、イオン成分が除去された透過水を得ることが出来ます。
除去されたイオン成分は濃縮水側に排出されます。
特長
- 10マイクロジーメンス/センチメートル以下の純水が得られます。
- 原水の負荷変動に強く、連続的に安定して純水を得ることができます。
- プロセスがシンプルな為、運転管理が容易です。
- 通常運転において薬品再生が不要なため、再生廃液が発生しません。(但し、定期的な薬品洗浄は必要)
- 低圧での脱塩操作のため、所要動力が少なくランニングコストが安価です。
- 設備がコンパクトで、省スペースでの設置が可能です。