触媒バグフィルタ

都市ゴミなどの廃棄物焼却炉からの排ガスに含まれている有害物質の規制が強化されています。なかでもダイオキシン類の排出規制が強化され、新設路の場合、ダイオキシン類を0.1ng-TEQ/m3N以下に低減する必要があります。

触媒バグフィルタは、ガス状ダイオキシン類を分解・除去する触媒を付加したろ布をバグフィルタに組み込み、排出規制を十分にクリアする除去性能を有しています。
触媒バグフィルタは、従来方式(触媒塔、活性炭吸着塔、活性炭吹き込み)に比べ、処理塔やサイロ、吹き込み装置の設置が不要なため、設置スペースが小さくてすみます。

ダイオキシン類の発生・分解メカニズム

ダイオキシン類排出基準(注)(廃棄物焼却炉)

焼却能力 新設炉 既設炉
2002年11月30日迄 2002年12月以降
4トン/時≦
2トン/時≦~<4トン/時
<2トン/時
0.1
1
5

80
1
5
10

(注)単位:ng-TEQ/m3N以下(O212%時)

触媒バグフィルタと他方式の比較

触媒バグフィルタの性能(当社実績)

ダイオキシン類の排ガス中の状態と除去率