平野 壮太
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入社動機
大学院では環境保全に関わりたいとの思いから環境保全学研究室に所属し、ディーゼルエンジン排気ガス浄化の新手法について研究していました。電気集じん装置も排気ガス浄化装置の一部と知り研究内容を活かした仕事ができると考え、当社を志望した。面接では自分の研究に対し、その原理やこれまでの浄化方法と異なる点について鋭い質問を受けたが、そのやり取りに刺激を受け「こんなすばらしい先輩たちがいる環境で自分も働きたい。この会社でもっといろいろなことを学んで自分を高めたい」と実感し、入社を決意。
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Hirano Sota
平野 壮太-
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技術本部 集じん装置部
設計二課 プロジェクトチーム大阪府立大学 工学域 機械系学類 卒業
大阪府立大学大学院 工学研究科 機械系専攻 了
2021年度入社
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Q.01集じん装置部の役割と平野さんの業務内容を教えてください。
集じん装置部には、電気集じん装置の仕様計画や、新規装置の開発を担当する計画開発課と、計画開発課で決められた仕様に基づいて実際に装置の設計をおこなう設計課があります。設計課はさらにプロジェクトチームとサービスチームに分かれており、プロジェクトチームは新設設計、サービスチームは納品後の改善設計を担当しています。
私が所属しているプロジェクトチームでは、受注したプロジェクトについて設計条件や過去の実績を確認しながら強度検討を行い、客先に合わせた最適な配置や仕様を決定しています。
入社1年目は、先輩の指導の下で設計のプロセスについて知ると同時に、設計した装置を実際に見学しながら仕事の流れを学びました。2年目からは一連の設計業務の中から部分的に強度計算などを任されるようになり、責任の重さも実感するようになりました。2年目の終わり頃からは集じん装置とは別の新規プロジェクトにも参加しています。
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Q.02仕事のおもしろさを感じるのは
どんなときですか?日々、仕事のおもしろさを実感しています。新規プロジェクトを例にとってみると、社内でも前例のない新しい製品のため、わからないことが多く勉強すべきことは山積みですが、今後どのように展開していくのか、ワクワクしながら業務を進めています。また、普段は接する機会の少ない上層部や他部署の方とプロジェクトの方針を話し合う大きな会議に参加できることも貴重な経験です。
また、チーム内に新規プロジェクトの概要や目的を説明するのは私の役目です。人に伝えるという立場になり、先輩から教わるばかりであった私にはプレッシャーがありましたが、勉強した内容をまとめ、自分なりに説明の仕方を考え、その結果「わかりやすかった」と言っていただいたときにはとても嬉しかったです。
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Q.03会社のいいところ、
好きな社風を教えてください。質問や発言をしやすい風通しの良さが、一番の魅力です。新入社員時に指導員だった先輩は、2年目以降もいつ質問しても丁寧に教えてくれますし、質問しやすい空気を作ってくれています。1年目の後半に、研修の一環として実務研修レポートを作成するのですが、コスト管理部や電気制御部など、たくさんの他部署の方に相談をする必要がありました。
実はこのときがはじめて他部署の方とやりとりをする機会だったのですが、過去のコスト実績値、改造は現実的なのか等々、丁寧に教えてくださいました。どの部署の方も聞きやすく話しやすい方ばかりです。
業務や職場環境の改善についても、若手でも意見を出すことができる仕組みがあります。提案された改善に迅速に対応いただいた時には改めて風通しのよさを実感しました。
社内外のイベントも次第に復活してきていて、私もソフトボール大会に参加したり、地域の方を招いての夏祭りへの出店に参加したりするなど、様々な方とも交流を持つことができました。また、こういったイベントでは社員の方々の普段では知りえない意外な一面なども知ることができ、アットホームな社風を感じることができます。
Q.04今後の目標はありますか?
海外で活躍する先輩たちもたくさんいらっしゃるので、私もいつか海外案件に関わりたいと考えています。海外案件の場合は携わる人数にも限りがあり、設計課からは一人だけということも珍しくありません。現地で問題が発生した場合に対応するのは自分だけとなるので、日々の業務に向き合いながら、仕事の精度や幅を広げて対応力を身に着けていきたいと考えています。社内の研修制度に語学教育があるので、入社1年目から英会話スクールに通い、英語でのコミュニケーションスキルの向上にも励んでいます。
研修は他に、親会社である三菱重工の研修も受講することができます。講座の内容としては設計の専門的な講座からプレゼンテクニックの講座まで様々です。自発的に学べる環境があるのでこうした制度を活用して、これからも自分を高めていきたいと考えています。
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MESSAGE
学生へのメッセージ
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就職活動を始めた当初、私は「環境関係」という広すぎるテーマを掲げてしまっていて、軸が定まらず、何がしたいか聞かれてもはっきりと回答できていませんでした。そこで改めて自分を見つめ直し、自己分析をおこない「研究してきた内容に関する仕事」「後世に残るものを作る仕事」がしたいと気づきました。それからは、志望理由などにも説得力が生まれ、面接も乗り越えることができたような気がしています。軸が定まらないと感じたら、「自己分析」で自分の本当の気持ちをもっと深く探ってみてください。