生産管理部 K. H.

環境問題の解決、グリーン社会の実現は
人生をかけて取り組むべきテーマです。

社員の写真
社員の写真

K. H.

技術本部 生産管理部
管理二課


山口大学 工学部 循環環境工学科 卒業
2020年度入社

CAREER
2016年
山口大学 工学部 循環環境工学科 入学
化学物質の性質・機能を活かして環境問題を解決するための方法を学ぶ
2020年
入社
技術本部 生産管理部 管理二課へ配属
2021年
現在に至る
社員の写真

Q.01

生産管理部の役割とK. H.さんの業務内容を教えてください。

私が所属している生産管理部が主に扱っているのは、火力発電プラントや製鉄プラントなど幅広い分野で大気環境の保全に貢献している電気集じん装置です。生産管理というと、一般的にはものづくりの現場における生産の計画や生産の適正化等をイメージされるかと思いますが、当社は自社工場を所有せず、環境装置のエンジニアリングサービスを提供する会社であり、国内、アジア及び欧米のビジネスパートナーから部品調達をしております。その複数のビジネスパートナーの進捗状況管理を含め、全体工程管理、国際情勢や天候を踏まえた輸送管理、サイトの受入条件に合わせた納入管理など、プラントの初期段階から長期スパンで幅広い業務に携わっています。

また、現在は海外ビジネスパートナーの製作工場を結ぶ窓口となり、品質管理や各種問い合わせ対応をおこなっていますが、文化や歴史の異なる相手との難しい交渉に加え、技術的な内容については、社歴の浅い私が答えられることはそう多くありませんので、その都度、設計技術者や計画・工事担当者につないだり、上司や先輩に確認したりしています。

Q.02

仕事のおもしろさを感じるのはどんなときですか?

電気集じん装置の各パーツをサイトに無事納入したときです。納入するたびに達成感があり、自分自身が社会に貢献できている範囲が少しずつ拡がっているように感じられるからです。

また、1年目は上司や先輩に頼まれたことを進めるのに時間を要し精一杯でしたが、2年目からは周囲の状況を見ながら落ち着いて対処できるようになってきました。生産管理部の役割と仕事の流れについてもじっくりと考える時間ができ、1年目に覚えた仕事の進め方も見直すことがあるのでは?と思えるようになりました。たとえば海上輸送した部品の状態確認もそのひとつ。これまではサイトに到着した部品が損傷していたとき、どこでそうなったのか原因発覚までに時間を要していました。今、出荷前の工場や、港、船内など、しかるべき場所とタイミングでの画像添付等を義務づけることができないか模索しています。前例がないため簡単ではありませんが、損傷等の早期発覚、またそのための対策を早い段階で設定できるので、やりがいを感じながら取り組んでいます。

私の強みでもある語学力は、フルに発揮することができています。海外の協力会社とのやりとりはメールが中心なので、英語に自信がない方でも翻訳ツールなどを使えばできないことはないですが、部内に日本語で展開する方が正確で効率的だということで、自分の語学力を活かし部内に貢献することができています。語学力を活かしたグローバルな仕事がしたいと思って志望した会社で、思い描いたとおりの仕事ができているので毎日がとても充実しています。

Q.03

会社のいいところ、
好きな社風を教えてください。

上司との距離がとても近く、困ったときに先輩を頼るとどんなに忙しくても自分のことを後回しにして助けてくれます。まるで家族のような関係で仕事ができるところが気に入っています。配属初日にその雰囲気に触れ、この会社を選んで良かったと思いました。

教育研修体制が充実していることも魅力のひとつです。当社独自のプログラムのほか、三菱重工グループのプログラムもあるのでどれにしようか迷うほどです。そのなかから最初に選んだのは溶接と材料学に関する研修です。私は工学部出身ですが、加工や鋼材についての基礎知識がほとんどなかったので1年目に受講し、研修センターで集中して学んで知識のベースができました。その後は聞いたことがない用語が飛び交う協力会社との打ち合わせにも、前向きな気持ちで参加できるようになりました。

このような前向きな姿勢や意欲を評価して頂いたのか、2年目からは任せてもらえることも増えたように思います。とは言え、まだまだ足りないところはたくさんあるので、これからも積極的にスキルアップに取り組むつもりです。

社員の写真

Q.04

今後の目標はありますか?

海外の発電所やプラントに実装される装置の生産管理を担当することが当面の目標です。日本と海外ではものづくりに対する考え方やルールが異なります。そのため、国や地域ごとに制定されている安全基準や法律、貿易に関する理解を深める必要があります。

かなり険しい道のりだとは思いますが、私は生まれ育ったフィリピンのような様々な国の環境問題を解決するという夢を持ってこの会社に入社しました。上司にもその意思はすでに伝えていて、まずは国内案件で実績を重ねて信頼を得ることが先決ですが、初めての海外プロジェクトを母国で担当できれば最高ですね。できれば10年以内に実現したいです。

社員の写真

Q.05

入社当時に抱いた目標や夢のうち、現時点で達成できた部分を教えてください。

自身の英語能力を活かし、海外調達で海外製作メーカーとうまく連携を取ること。そして、納期通り無事にお客様に製品を納入することが、入社当時に意識していた目標でした。そんな中、ブルネイ向けに海外調達した水処理装置用製品の納期管理と、その輸送手配を担当することになりました。目標を念頭にやるべきことをひとつひとつ、クリアしていきましたが、正直言って、“100点満点”というわけにはいきませんでした。製作メーカーとうまく連携できたか、自分が伝えたいことを相手に上手く伝えきることができたか、問題発生した時の社内に向けた情報展開や対応のスピードは適切だったか……。思い返すと、課題もたくさん残りました。それらひとつひとつを精査し、改善していくのが、次の段階に向けて目標と言えるかもしれません。
現在も、「どんな製作メーカーとも完璧な連携を取り、納品を完遂する」という基本的な目標は変わりません。それを当たり前に成し遂げられてこそ “一人前の生産管理担当”になれると思っています。最近はインドでの3カ月間の実践研修を受けるなど、業務をエンジョイしながら、達成すべき目標を追い続けています。

Q.06

この会社の「強み」「存在意義」はどんなところにあると思いますか?

まず、「強み」について言えば、上司とのコミュニケーションや他部署との連携が取りやすく、キャリアに関する相談・サポート体制が整っている点が挙げられます。成長するのに最適な環境だと思います。
「社会に貢献できている部分」や弊社の「存在意義」については、弊社の扱う製品を見るとわかります。空気と水という、暮らしに欠かせないものを「キレイにする」装置は、カーボンニュートラル関連製品と同様に大切なものです。安全で安心に暮らせる環境の実現と、その維持に必要な「排ガス処理」「水処理装置」を継続して提供していくという事業は、とても意義のあることだと思います。また、事業を通して環境にまつわるさまざまな問題に対し”Environmental Solutions”を提案していくこと、それらを弊社が持つ経験とノウハウを生かして実現していくことで、存在意義を高めて行ければと思います。

社員の写真

学生へのメッセージ

社員の写真

私が電気集じん装置の据付工事に立ち会ったのはまだ数回ですが、初めてのときは「人間の力はすごい!」と感動し、その後も毎回、設計図面を確認しながらスケールの大きさに圧倒されています。インターンシップに参加し、就職活動を本格的に始めても、やりたいことがなかなか見つからない人もいると思いますが、会社はこれからの人生で最も長い時間を過ごす場所です。自分としっかり向き合い、何年経ってもやりがい、達成感を感じられる仕事を見つけてください。環境問題の解決は、人生をかけて取り組む価値があるすばらしいテーマだと思います。

1日のスケジュール

1日のスケジュール
1日のスケジュール

先輩社員インタビュー