環境エンジニアリング部 F. K.
F. K.
技術本部 環境エンジニアリング部
設計二課 サービスチーム
大分大学大学院 工学部応用化学科 卒業
2023年入社
- CAREER
- 2016年
- 大分大学 工学部 応用化学科 入学
化学の基礎・専門知識を学ぶ - 2020年
- 大分大学大学院 工学部応用化学科 入学
廃棄物関係の微生物処理プロセスを中心に、環境問題や化学工学の基礎を学ぶ - 2022年
- 入社
技術本部集じん装置部 設計二課 サービスチームへ配属 - 2025年
- 現在に至る
-
入社動機
大学の学部生時代は化学を学び、大学院に進学したタイミングで環境系の研究に携わる。水処理を軸にした廃棄物の微生物発酵の研究に従事した経験から、地球環境に対する興味と知見を深める。就職活動では環境保全関係の企業への就職を模索。コロナ禍で各社のインターンが軒並みリモートで行われる中、唯一対面で行われた三菱重工パワー環境ソリューション株式会社のインターンで、その社風の明るさ、先輩社員の気配りに惹かれ、学生時代に学んだ知識を活かせるという思いもあって入社を決意する。
Q.01
現在の業務内容を教えてください。どんな業務を担当する部署なのか、具体的にご自身がどんな役割を担っておられるかについて教えてください。
私の所属する部署の業務は大きく2つの軸に分かれています。ひとつは環境装置の新規開発における、仕様検討や設計業務。もうひとつは既存設備の補修や更新工事にかかわるアフターサービス業務。私は、後者のサービスチームに所属をしていて、お客様への補修工事、更新工事の提案やいただいた業務に対して設計図面を作成するといった業務を担当しております。取り扱っている設備は、いわゆる環境設備。具体的に言うと、火力発電所で集塵をするための、電気集塵装置と呼ばれるものです。
私自身はお客様のニーズを直接聞かせていただき、ご要望の詳細を把握したいタイプなのですが、ヒアリングから設計図面を起こすまで一貫して作業したりもできるので、今の仕事は楽しくやらせていただいております。
Q.02
働かれている中で感じる、御社の「良いところ」を教えてください。
明るい社風であること、コミュニケーションが取りやすいこと、自分がやりたいと思う仕事をさせてもらえるところなどが、この会社の良いところだと思います。加えて、アフターファイブやプライベートの部分も充実させられる会社だとも感じています。年に1度、社員の仲を深めるためのイベントが用意されていて、それは社員同士の人間関係を深めるという意味でも非常に役立っています。その他、グループ会社を含めてソフトボール大会をしたり、お祭りやマラソン大会を開催したり。他の部署や関連企業の方々と交流を深めるチャンスがたくさんあります。
私のいる神戸の支社では敷地の中でランニングをしている人もいますし、グラウンドでサッカーをしている人もいますね。そういった趣味の時間や交流を通して、グループ全体がファミリーのような雰囲気になっています。ですから、業務で突然顔を合わせても、他人のような気がしないと感じています。間違いなく、仕事を進めていく上でも好影響があると思います。
Q.03
現在のお仕事で「やりがい」や「醍醐味」「おもしろさ」を感じる部分教えてください。
自分が手を動かして設計したものが少しずつ形になっていって、工事が終わった時にその全貌を目の当たりにする。その瞬間に一番のやりがいを感じます。
アフターサービスというのは「新しいものをゼロから作る」という作業とは違い、今あるものをどうやって補修・更新していくか、どうやって長く持たせるかという業務になりますので、目に見えない細かな部分を改修することもあれば、大規模に外観から変えていくという工事もあります。私が大規模な改修工事に携わった時には、考えることが多くてとても大変な思いをいたしました。
長い期間かけて行う案件のうち、私が関わる設計の業務は、お客様のニーズはもちろん、コストダウンのポイントから、どのように設計すれば工事する人たちが作業しやすくなるのかといったことまで、あらゆることを凝縮して考える必要がありました。しかも、これまで弊社で実績のないタイプの工事だったため、事例がない中で失敗のリスクを考えながら進める必要もありました。実際に工事が終了した現場を見に行った時の達成感はひとしおでした。
Q.04
入社したばかりの頃に抱いた目標や夢が、部分的にでも達成できたところがありますか?現在進行形でも構いませんので、現時点でクリアできた(できそうな)目標を教えてください。
入社して現在の部署に配属された時、学生時代に学んだこととは畑違いの分野だったので、「やっていけるのか」という不安の方が大きかったですが、「とにかく、何があっても3年間は続けてみる」と決めました。それが、入社時に設定した目標と言えば目標だったかもしれません。実際に働き始めてみると、「やっていけるのか」という不安は杞憂だったことがわかりました。指導員の方をはじめとした先輩や上司は親しみを持って接してくれましたし、なにより、職場の居心地が良かったのです。その中で研修や業務をこなしていくうちに、いつのまにか「3年続ける」という目標はクリアしてしまっていました。もし、不安で悩んでいた当時の自分に声をかけることができるなら、「大丈夫、何も問題ない」と、自信を持って言えると思います。
Q.05
実際にお仕事をされていて実感する、この会社の「強み」「社会に貢献できている部分」「存在意義」はどんなところにあると思われますか?
環境設備を主軸に置いている点においては、間違いなく社会貢献に繋がっていると言えると思います。昨今、SDGsという言葉が世界全体に浸透しているように、世界的に見ても環境問題へのアプローチは欠かせない状況です。そのような中、環境設備が問題なく運転できれば、発電所も問題なく稼働できる。逆に言えば、環境設備が正常に動かなければ、発電所も動かない、つまり、発電もできないということになります。そう考えますと、社会的な意義があると同時に責任も要求される大切な仕事であり、この仕事を滞りなく遂行することが弊社の存在意義であるとも思っています。
Q.06
これからのキャリアについて
今後、どのようなキャリアを重ねたいと考えておられますか。現時点でのビジョンや目標、これから挑戦したいことや達成したいことを教えてください。
将来的な自分自身の理想像としては、どんどん仕事を獲得してきて、その後の工程も安心して任せてもらえる設計者になりたい、というイメージはあります。
具体的な「挑戦したいこと」を挙げるなら、海外に行って現地対応をしてみたいと思っています。海外のお客様の案件を手掛けたことはありますが、現地に行って対応した経験がまだ無いもので。現状は現地での対応は営業の皆さんにお任せしている形ですので、その部分も含めて自分でやってみたいと思っています。もちろん、国内の案件をできるだけ数多くこなして、技術者としてのスキルを磨いていくという選択肢もありますが、国内と海外のお客様ではニーズも違うし、言葉の壁もありますし、やるべき作業も異なります。そういう意味では、海外での対応をできるようになれば、また違った刺激を味わえるのかなと期待をしています。
学生へのメッセージ
私は6年間化学を専攻していたため、入社した当初は、学生から社会人になるという不安に加えて、畑違いの環境でやっていけるかという個人的な不安も抱えていました。ただ、いざ就職してみると、そんな不安は意外に早く解消できることに気付きました。特にこの会社は、居心地がよく、それでいてチャレンジもできる。不安を解消する手段はたくさん用意されています。
就活生の皆様におかれましては、就職活動中は可能性を狭めるのではなく、いろんなことに積極的に挑戦して、自己分析をして、臨んでもらいたいです。そして、最終的に一緒に働いてくれる人がひとりでも増えたら、嬉しく思います。
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