排煙脱硫プラント部 O. Y.
O. Y.
技術本部 排煙脱硫プラント部
技術二課
麻布大学 生命・環境学部 環境科学科 卒業
2023年入社
- CAREER
- 2019年
- 麻布大学 生命・環境学部 環境科学科
化学を基盤に環境を支える技術と専門知識を学ぶ - 2023年
- 入社
排煙脱硫プラントサービス部 技術二課へ配属 - 2024年
- 組織改編
排煙脱硫プラント部 技術二課に部名変更
現在に至る
-
入社動機
当社経営理念の「徹底したお客様ニーズの追求とたゆまぬ技術・製品の開発によって、高品質な製品とサービスを提供し、地球規模の環境課題の解決に貢献する」という部分に共感。専門分野である環境に関する仕事に携わりたいと思ったことに加え、ボランティア活動を通して学んだ「他人の視点に立って行動すること」、そして学部での研究で「努力を繰り返すことの意義と重要性」を感じていたこともあり、それらすべての要素を包括する三菱重工パワー環境ソリューション株式会社への就職を決意。
Q.01
現在の業務内容を教えてください。どんな業務を担当する部署なのか、具体的にご自身がどんな役割を担っておられるかについて教えてください。
当社が手掛ける火力発電所の環境装置のメンテナンスやアフターサービスを行うことが主な業務になります。火力発電所は、数年ごとに稼働を停止して定期点検を行います。その際に設備の点検や機器の調査を行い、その結果を元にお客様のニーズに沿ったメンテナンス、設備の補修や更新を含むアフターサービスについての資料を作成します。そして、その内容をお客様にお伝えするというのが、業務の流れになります。お客様からの依頼により、工事や検査、製品の手配についての調整もします。私の部署は、プロジェクトの中心に立って、さまざまな担当をつなぐハブのような役割をはたしています。
私自身は、お客様のご要望に沿って現地調査や、機械設置後の性能確認、運転確認のために現場に行くこともあります。調査や工事の前段階として、お客様との打ち合わせやパートナーさんとのやり取りもありますので、社内で資料作成の為に長時間PCと向き合うことも少なくありません。印象としては、何かひとつの業務に集中するというよりは、トータルでメンテナンス、アフターサービスに関わっていく仕事という印象です。
Q.02
働かれている中で感じる、御社の「良いところ」を教えてください。
実は入社するまで私は、機械の「設計図」と言われるものを見たことすらありませんでした。少なからず不安もあったのですが、先輩方のわかりやすい指導と、充実した研修制度のおかげで、問題なく業務に馴染むことができました。研修については、研修センターを利用したり、オンラインで受講したり、さまざまな受講パターンが用意されています。親会社である三菱重工業の研修を受けられるなど、研修科目のジャンルも幅広く、多彩です。そういった社員教育に関する会社からのバックアップの手厚さは、間違いなく「良いところ」だと言えると思います。
オープンで対等なコミュニケーションができるという社風も素晴らしいと思っています。いつでも周囲から意見をもらえたり、何かあれば気軽に先輩に相談ができたりするので、信頼関係が築きやすい環境だと思っています。
Q.03
現在のお仕事で「やりがい」や「醍醐味」「おもしろさ」を感じる部分教えてください。
お客様からのニーズに対しての回答方法には、いくつかのパターンがあります。ご要望をいただくごとに、「どういった回答が、より的確にニーズに沿ったご提案になるのか?」を、関係者と連携しながら練っていきます。その作業にやりがいと面白さを感じています。
回答を組み立てる際には、幅広い専門知識が必要ですが、わからない部分があれば、その分野のプロフェッショナルの方々に教えを乞います。関連機器に強い方、熱効率に強い方、電気関係に強い方など、まったく違う部署の専門家の皆さんや先輩方とのお話を通して知見を広げながら、自分自身の能力も高めていける点も、今の仕事の醍醐味だと思います。
Q.04
入社したばかりの頃に抱いた目標や夢が、部分的にでも達成できたところがありますか?現在進行形でも構いませんので、現時点でクリアできた(できそうな)目標を教えてください。
もともと勉強すること自体が好きだったので、入社した頃には、日々新しい知識を身につけて成長することを目標にしていました。当初は会議に出ても専門用語が多すぎて内容の理解が難しいと感じたこともありましたが、研修や先輩からの助言を通じて知見が広がり、少しずつ進歩してきている実感はあります。
Q.05
実際にお仕事をされていて実感する、この会社の「強み」「社会に貢献できている部分」「存在意義」はどんなところにあると思われますか?
環境装置の技術や製品の開発によって、SDGsやサステナブルな社会の構築に貢献できていると思っております。そういう意味では、私が学生時代から思い描いていた理想に向き合えているのかなとも思います。三菱重工グループの一員として、安定感、信頼感を発揮できる点は、弊社の強みだと言えると思います。また、機器や設備に関する特許も保有しているので、その部分も強みのひとつかと思います。
Q.06
これからのキャリアについて
今後、どのようなキャリアを重ねたいと考えておられますか。現時点でのビジョンや目標、これから挑戦したいことや達成したいことを教えてください。
長期的な目標としては、これから10年後、20年後に、自分が納入した機器が安全に運転していることを見届けたいです。その時に得られる達成感を楽しみにしています。
直近で挑戦していきたいこともあります。排煙脱硫装置という環境装置を取り扱っているのですが、その装置は非常に多くの機器から成り立っているものになります。構成するそれぞれの機器の役割や理論を把握する必要があるのですが、私は入社以来、その一部にしか関わったことがありません。さらに専門知識を増やし、排煙脱硫装置の全貌をしっかりと把握することも目標に加えたいと思っています。
学生へのメッセージ
一見特殊な分野の事業を手掛けている会社に思えるかもしれませんが、もともと高度な専門知識を持った人が集まっているわけではありません。実際、私自身も知識ゼロに近い状態から、機械の図面が理解できるようになりましたし。先輩や同僚にも、現在の部署の仕事とは全く関係のない分野から来られた方もいます。そういう人でも、いずれスペシャリストへとなっていける教育環境があることは、とても魅力的だと思います。環境や機械について見識のある方はもちろんですが、まったく学んだことのないジャンルに挑戦したいという意欲のある方も、ぜひ入社を考えてみて欲しいですね。
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