建設部 T. K.
入社2年目に海外プロジェクトを担当。
社員の夢を後押ししてくれる会社。
T. K.
技術本部 建設部
計画課
九州大学大学院 総合理工学府 先端エネルギー理工学専攻 修了
2020年度入社
- CAREER
- 2011年
- 佐世保工業高等専門学校 機械工学科 入学
ものづくりの基礎を学ぶ - 2016年
- 九州大学 工学部 機械知能工学科 3年次編入
機械工学の基礎を習得 - 2018年
- 九州大学大学院 総合理工学府 先端エネルギー理工学専攻 入学
金属材料と水素に関する研究をおこなう - 2020年
- 入社
技術本部 建設部 計画課へ配属 - 2021年
- 現在に至る
-
入社動機
大規模なものづくりの感動を味わえる仕事、世界で活躍できる会社を探して就職活動を開始。工場や発電所の排煙や排水を処理する環境装置に興味を持ち、この会社なら想いが叶うと確信した。入社の決め手は、インターンシップで感じた社内の雰囲気の良さ。「担当者以外の先輩たちが代わる代わる様子を見に来て、声をかけてくれた会社は他にありませんでした。コミュニケーションが活発で風通しのいい環境にも憧れていたので、迷わず志望しました」と振り返る。
Q.01
建設部の役割とT. K.さんの業務内容を教えてください。
建設部は、電気集じん装置をはじめとする環境装置の工事計画を担う計画課と、工事現場の施工監理をおこなう建設課の、2部署で構成されています。
私が配属されたのは計画課で、入社1年目は電気集じん装置の仕様や性能について学びながら、作業工程や重機の配置、安全対策などの事前検討を担当。お客さまや、据付工事を委託する協力会社との協議にも参加しました。
2年目からは据付工事現場の安全確認や、工事の品質チェック、お客さまや協力会社との日程調整など、建設課の業務を担当。工事責任者のサポート役として施工監理業務全般に携わっています。計画立案から据付工事まで長期にわたって連携する部署なので、新入社員は2年間かけて各課の基本業務を学ぶ、という形ですね。
いずれの部署も技術職社員は日本と海外の現場を行き来しており、私もつい先日東南アジアへ渡り、電気集じん装置の据付工事の品質と進捗確認、現地の監督者・作業員への指導をおこなってきました。
Q.02
仕事のおもしろさを感じるのはどんなときですか?
電気集じん装置は、1~3年という時間をかけて計画します。そして、工事現場では想定できない課題に直面するたびに、お客さま、協力会社、社内関係者と協議を重ねて解決策を見出していくことになります。据付工事後の試運転に立ち会い、問題なく動き出した装置を見たときは、大きな達成感がありますね。すべての苦労が報われたと感じる瞬間です。
なかでも嬉しかったのは、海外でその瞬間に立ち会えたとき。東南アジアでの火力発電所新規建設に伴う電気集じん装置の据付指導のため、電気、設計担当の技術者とともに渡航しました。現地には新型コロナウイルス感染症対策として適用されている隔離期間を含めて約3ヵ月間滞在しました。
現場でのコミュニケーションに不可欠な語学力(英語)は、入社1年目から会社の教育研修プログラムを利用してスキルアップに努めていました。ビジネスで通用するレベルには達していなかったので不安はありましたが、現場監督も作業員の方もこちらの意思を汲み取ろうとしてくれる人ばかりだったので、コミュニケーションは問題なかったですね。
難しかったのは工程に関する指導です。国内の協力会社とは違い、スケジュールを守る意識が薄いので遅れを取り戻すのにかなりの時間を要しました。文化も歴史も異なる国で、日本のやり方を押しつけるだけではうまくいかないということを教わったという面でも、本当にいい経験ができたと思います。
Q.03
会社のいいところ、
好きな社風を教えてください。
2つあります。ひとつはチャレンジできる環境です。面談や研修制度を介さなくても、やりたいという明確な意思を上司に伝えておけばそのチャンスをつかめる可能性があるのが当社。先ほどお話した海外渡航がまさにそうで、私は入社2年目という早い時期に海外プロジェクトを担当する夢を叶えることができました。そしてこの後は、国内の新規プラント建設プロジェクトが待っています。現在、国内では既存プラントの改修工事が中心で新規プラントを担当できる機会はほとんどないのですが、諦めずに意思を表明していたら「やってみるか」と声がかかりました。初めてづくしの緊張感のなかでどれだけやれるかわかりませんが、今は楽しみしかありません。
そしてもうひとつは職場の風通しの良さ。これはインターンシップで感じていた雰囲気そのものです。コミュニケーションを取ろうとしている相手に対して壁を作ったり距離を取ったりする人がいないので、忙しいときも穏やかな雰囲気。だから上司にも素直に目標や夢を話せるのだと思います。
Q.04
今後の目標はありますか?
将来的には工事責任者として大規模なプロジェクトを担当したいですね。新規のプラント建設に関わりたいという気持ちももちろんありますが、既存プラントの改修工事もものづくりの醍醐味を存分に味わえる大規模なプロジェクト。任せてもらえたら全力で取り組み、リーダーシップを発揮してお客さまの期待に応えたいですね。そのためには安全、品質、工程管理や、製品、据付工事に関する知識に加え、コミュニケーション力を高める必要があるので、日々の業務のなかでレベルアップをはかっていくつもりです。初めての海外プロジェクトを経験し、語学力不足を痛感しましたので、英会話の学習も続けていきます。
Q.05
入社当時に抱いた目標や夢のうち、現時点で達成できた部分を教えてください。
入社のタイミングでは、「世界を舞台に大規模なものづくりに関わりたい」という目標がありました。結果として入社2~3年目の段階で、国内・海外現地に出向いての工事の据付確認や指導業務に携わることができました。まだまだ初歩の段階だとは思いますが、当初の目標はクリアできたかなと。ただ、これははじめの一歩。今後も大規模な新設工事,補修工事の計画や据付確認業務などに関わって、さらにスキルの幅を広げていけたらと考えます。
Q.06
この会社の「強み」「存在意義」はどんなところにあると思いますか?
発電所や工場で排出された排煙や排水を低減するプラントの建設業務に関わるということは、環境の改善や維持にリーチすることができているということ。これこそが、弊社の強みであり、存在意義なのだと強く感じます。会社としても、自分自身としても「環境改善」という視点で、直接的に社会に貢献できていると実感する毎日です。
学生へのメッセージ
私は生まれ育った長崎の造船所を見て大規模なものづくりに憧れ、高専時代にシンガポールの工場を見学して、海外で活躍できる会社へ行こうと思いました。その意味では早い時期に就職活動の軸は決まっていたのですが、最初はうまくいきませんでした。
自分にはどんな仕事が向いているのか、何をつくりたいのかという点が漠然としていたからです。そこをはっきりさせるために取り組んだのが自己分析でした。ですから就職活動を始めたものの進むべき道が見えないという人には「自己分析をしっかりやり直しましょう」と伝えたいですね。過去を振り返り、自分の行動や選択を分析すればきっと、あなた自身が最も得意なこと、本当にやりたいことが見えてくると思いますよ。
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