三菱日立パワーシステムズが営業を開始 火力発電システム市場でのグローバルトップを目指して
三菱重工業と日立製作所 両社合弁の火力発電システム事業会社である三菱日立パワーシステムズ株式会社が1日発足し、営業を開始しました。幅広い製品ラインナップを持つ両社の火力発電システム事業を統合・集約してスタートしたもので、今後世界的に大きな成長が期待されるこの分野の需要に高い技術と品質、信頼性で応えて、火力発電システム市場でグローバルトップを目指します。
当社は、グローバル市場において、ガスタービン、蒸気タービン、ボイラー、石炭ガス化発電設備などの火力発電システム事業を中心に、地熱発電、環境装置、燃料電池などの事業を手掛けます。
当社の強みは、火力発電システム分野全般にわたってトータルソリューションを提供できることです。たとえば、この分野の中核製品であるガスタービンについては、三菱重工が注力してきた高効率の大型機種から、日立が得意とした中小型機種まで幅広い製品レンジをカバーしています。他の製品・サービスについても同様で、三菱重工と日立の両社が持つ総合力と互いに相乗・補完し合う製品事業を継承して、火力発電システム市場の多種多様なニーズに的確に対応しつつ、グローバル市場の厳しい競争に勝ち抜いていきます。
世界は、新興国の台頭などにより、発電をはじめとするインフラ需要が大きく広がる一方、地球環境保全の観点から、エネルギーと環境という地球規模の問題の解決を求められています。
当社は、化石燃料を使用した最もクリーンな発電方式であるガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)発電設備をはじめとする多様な高効率火力発電システム設備・サービスを世界に提供することで、広範な人々の生活を支えるインフラ構築と地球規模の環境問題解決に貢献していきます。
【三菱日立パワーシステムズ株式会社 概要】
- 本社所在地 神奈川県横浜市西区みなとみらい三丁目3番1号
- 代表者 取締役社長 西澤 隆人
- 資本金 1,000億円
- 従業員数 (単独)約11,000名 (連結)約23,000名
なお、当社営業開始にあたっての従業員向け会長、社長メッセージ要旨は別添の通りです。
以上