関西電力(株)姫路第二発電所向け M501J形ガスタービン商用初号機 運転時間8,000時間を突破
三菱日立パワーシステムズ(MHPS)が関西電力株式会社 姫路第二発電所(兵庫県姫路市)に納入した世界最高級の効率を誇る最新鋭M501J形ガスタービンの商用初号機が、試運転開始からの累計で運転時間8,000時間を突破し、この最新鋭機の高い信頼性を改めて示しました。
関西電力(株)姫路第二発電所は、天然ガスを燃料とする同社最大規模の火力発電所です。出力48万6,500キロワットの天然ガス焚きガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)発電設備6基からなる総出力291万9,000キロワットの大規模発電所で、M501J形ガスタービンはこのGTCC発電設備6基すべての中核機器として世界最高水準の高効率運転を支えることとなります。現在までに1~3号機が営業運転を開始しており、4~6号機も2015年3月までに順次運転開始の予定です。なお、M501J形ガスタービン初号機の営業運転開始は2013年8月です。
M501J形ガスタービンは当社が独自技術により開発した60ヘルツ機です。世界最高水準のタービン入口温度1,600℃を達成したもので、これにより、ガスタービン定格単機出力で約32万キロワット、排熱回収ボイラーおよび蒸気タービンを組み合せたGTCC発電では出力約46万キロワットを実現。併せて、環境負荷の低減にも大きく貢献します。
M501 J形ガスタービンは2009年の市場投入以来、国内外で順調に受注を拡大し、今春には初めて米国向けに受注するなどして、現在までの受注累計は27基に達しています。そのうち10基は営業運転を開始しており、姫路第二発電所での稼働も加えた累計運転時間は4万時間を超えています。
また、50ヘルツ機であるM701 J形ガスタービンについてもすでに2基受注しています。当社は今後もこの最新鋭機の市場浸透に一層力を注いでいく方針です。
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