北陸電力株式会社 富山新港火力発電所向けGTCC発電設備を受注 M501GAC形ガスタービンや蒸気タービンSRT-50で構成する高効率発電システム

 三菱日立パワーシステムズ・三菱電機特定建設工事共同企業体は、北陸電力株式会社から富山新港火力発電所向け出力42万4,700キロワットの天然ガス焚きガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)発電設備を受注しました。M501GAC形ガスタービンを中核機器とする高効率のGTCC発電設備で、運転開始は2018年度の予定です。

G形ガスタービン
G形ガスタービン

 GTCC発電設備は、M501GAC形ガスタービンのほか、蒸気タービンSRT-50、排熱回収ボイラー、発電機などで構成されます。当社はガスタービン、蒸気タービンなどの製作・供給から据付けまでを担当します。

 M501GAC形ガスタービンは世界最高レベルの効率を誇る60ヘルツの大容量タービンです。G形ガスタービンはこれまですでに国内外で80基以上の受注実績があり、そのうち、M501GAC形の受注累計も北米向け13基を含め計18基に達しています。今回の受注は、この高効率機の優れた性能とこれまでの実績が高く評価されたことによるものと考えます。
 また、今回採用する蒸気タービンは、高強度の50インチ最終翼を採用した次世代タイプ機で、これまで以上の高性能化、大容量化を実現します。

 GTCC発電設備は、ガスタービンでの発電に加え、その高温排ガスを利用して蒸気タービンでも発電できる高効率発電システムです。当社はこのGTCC発電設備を国内外で多数納入し、技術・実績両面で広く市場の信頼を獲得しています。今後も、資源の有効利用と環境負荷の低減に役立つGTCC発電設備をグローバル市場で積極的に提案していく方針です。

 当社は、三菱重工業と日立製作所の両社が持つ総合力と製品事業を継承し、火力発電システム向けフルレンジの製品群とトータルソリューションを提供できることが強みです。今後も、火力発電システム市場の多種多様なニーズに的確に対応しつつ、グローバルトップを目指して受注活動に取り組んでいきます。

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三菱重工グループについて

三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。
長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 モビリティの電化・知能化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。

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