中国 寧波科豊燃機熱電向けH-25ガスタービンを受注 リプレース案件 出力、効率とも大幅な向上を実現
三菱日立パワーシステムズ株式会社
日立(中国)有限公司
三菱日立パワーシステムズ株式会社(MHPS)と日立製作所の中国統括会社である日立(中国)有限公司(HCH)は、中国の寧波科豊燃機熱電有限公司(Ningbo Kefeng Thermal Power Co., Ltd.)向けH-25ガスタービンを受注しました。浙江省寧波市に位置する同社1号機の既存設備を新型ガスタービンにリプレースするためのもので、MHPS 発足後にH-25ガスタービンを受注するのは今回が初めてです。運転開始は2015年7月中旬の予定。
今回のH-25ガスタービンは、プロジェクトのEPC(設計・調達・建設)契約を取りまとめる哈尓濱広瀚燃気輪機有限公司(Harbin Guanghan Gas Turbine Co, Ltd.)(HGGT)からHCHが受注したもので、MHPSが製造します。コンバインドサイクルプラント全体の出力は約5万キロワット。本プラントは、熱電併給設備の中核機器となって地域の旺盛な蒸気および電力需要に応えることとなります。
寧波科豊燃機熱電所は、同市政府直轄のエネルギー投資会社である寧波開発投資集団有限公司(Ningbo Development & Investment Group Co., Ltd.)傘下の熱電供給会社で、隣接するハイテク開発区と居住区に蒸気や電気を供給しています。親会社は複数の新規プロジェクトを計画しているほか、寧波市の電源開発も担っています。
H-25ガスタービンは、クラス最高レベルの出力と効率を誇るヘビーデューティ型ガスタービン(注)です。省エネや環境負荷低減にも優れており、今回のリプレースでもプラント効率で既存設備比約12パーセントの向上を実現する計画です。
当社は、三菱重工業と日立製作所の両社が持つ総合力と製品事業を継承し、火力発電システム向けフルレンジの製品群とトータルソリューションを提供できることが強みです。当社は今後も、火力発電システム市場の多種多様なニーズに的確に対応しつつ、この分野のグローバルトップを目指して積極的な営業活動を展開していきます。
- 重構造型と呼ばれるタイプで、信頼度が高く、保守頻度が低いことが特徴のガスタービン。
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