サウジアラムコと企業間包括購買契約(CPA)を締結 M501F形ガスタービン11基を対象とした長期保守契約(LTSA)も含めて

 三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は、サウジアラビアの国営石油会社であるサウジアラビアン・オイル・カンパニー(サウジアラムコ:Saudi Arabian Oil Company)と、石油・ガスプラントの中核動力機器であるガスタービン向けの機器・サービス・代替部品を供給する企業間包括購買契約(Corporate Procurement Agreement:CPA)を締結しました。

調印式の様子
調印式の様子

 契約は、14年間の長期保守契約(LTSA)を含むもので、ガスタービンの保守・管理、代替部品の供給およびリモートモニタリングなどを行って、サウジアラムコのプラント設備の安定的かつ高効率な稼働に貢献します。

 これらのサービスは、2013年にサウジアラビアに設立したグループ企業、MHI Power Systems Saudi Arabia Co. LLC(MPS Saudi)を通して実施します。対象となるのは、三菱重工業が2004年にサウジアラムコのベリー(Berri)ガスプラント向けに引き渡した出力各15万1,000キロワットのM501F形ガスタービン2基を皮切りに、これまで同社の石油・ガスプラント向けに納入した同形ガスタービン11基です。

 サウジアラムコは世界最大の石油会社です。石油、天然ガスの探査・生産・精製・販売・輸送など幅広い事業を手掛けて、全世界に石油、ガスを供給しています。

 当社は今回の契約締結を受け、サウジアラビアにガスタービンを補修するためのサービスセンターを設立します。ガスタービンのコアパーツである高温部品の検査・修理をはじめとする高品質なサービスを迅速に提供して、同国の発展に寄与する考えです。

 近年、信頼性の高い発電設備の運転を実現するため、LTSAを志向する顧客が増えています。当社は今後も、経済的で信頼性の高い設備を提供するだけでなく、サービス事業にも注力する考えで、LTSAをサービスの大きな柱と位置づけ、市場・顧客の多様なニーズに一層的確に応えていきます。

以上


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