発電オペレーション・メンテナンス(O&M)に関する覚書を締結 ウズベキスタンの国営電力会社ウズベクエネルゴと

 三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は、ウズベキスタン共和国の国営電力会社(State Joint Stock Company)であるウズベクエネルゴ(Uzbekenergo)と、発電所のオペレーション・メンテナンス(O&M)に関して協業していくことで合意し、覚書(MOU)を締結しました。両国の貿易・経済発展の促進を目的に開催されている日本ウズベキスタン経済合同会議の成果の一つとして締結されたもので、当社は今後、ウズベクエネルゴ所有の発電所に対する運転・保守支援などを実施していくこととなります。

調印式の様子
調印式の様子

 MOUの調印は、このたび、都内で開催された第12回日本ウズベキスタン経済合同会議の席上、イスカンダル・バシドフ ウズベクエネルゴ総裁と当社の河相 健サービス戦略本部長の間で行われました。調印式には、日本ウズベキスタン経済委員会の二人の会長であるウズベキスタンのルスタム・アジモフ第一副首相兼財務相と関山 護 丸紅(株)副会長が立ち会いました。

 MOUの内容は、発電所の運転・保守、エンジニアのトレーニング、技術セミナーの開催などに関するものです。
 具体的には、当社が設備を供給したナヴォイ(Navoi)、タリマルジャン(Talimarjan)両発電所とタシケント(Tashkent)熱電併給所のガスタービンなどに対する運転・保守支援を実施するほか、ウズベクエネルゴのエンジニアに対する技術トレーニングを両国で行います。また、定期的に技術セミナーを開催して、ガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)発電所の運転・保守に関する最新技術を紹介し、その情報共有化に努めます。

 ウズベクエネルゴは、石炭、石油、天然ガスを燃料とする電力事業を展開して、同国内のほぼすべての電力をまかなっている国営電力会社です。2001年の設立で、53の子会社・組織を傘下に収め、年間電力生産量は480億キロワット時に達しています。

 日本ウズベキスタン経済合同会議は、1994年に設立された日本ウズベキスタン経済委員会により運営されている会議で、開催は今回で12回を数えます。会議には両国政府要人が多数参加して、両国間の貿易・投資などを話し合う交流の場となっています。

 MHPSは今後も、ウズベクエネルゴとの良好な関係を維持・発展させながら、同国の安定的かつ効率的な電力事業運営に貢献していきます。

以上


三菱重工グループについて

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長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 モビリティの電化・知能化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。

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