フィリピン トンゴナン地熱発電所1~3号機のリハビリ工事を受注 世界最大の地熱発電会社EDC社傘下の事業会社GCGI社から

 三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は、フィリピンのエナジー・デベロップメント社(Energy Development Corporation:EDC)傘下の事業会社であるグリーン・コア・ジオサーマル社(Green Core Geothermal Inc.:GCGI)より、トンゴナン(Tongonan)地熱発電所1~3号機(出力は各3万7,500キロワット)のリハビリ工事を受注しました。すべての工事が完了するのは2017年2月の予定です。

調印式の様子
調印式の様子

 今回のリハビリ工事は、当社が1981年に納入した蒸気タービン計3基を最新鋭の設計に更新するものです。据付工事はMHPSフィリピン(MHPS(Philippines)Inc.)が手掛けます。

 地熱発電は、地中深くに存在するマグマ溜まりの熱水を蒸気のかたちで取り出し、タービンを回すことで発電する、CO2排出量が極めて少ないクリーンな発電方式です。
 EDC社は、世界有数の地熱発電国であるフィリピンにおいて、世界最大の地熱発電設備容量115万9,000キロワットを誇る再生エネルギー企業です。当社は本リハビリ工事を通じて、地球温暖化対策に寄与していきます。

 トンゴナン地熱発電所は、同国中部、レイテ島の港湾都市オルモック(Ormoc)近郊に位置しており、運転開始以来、34年間にわたって地域の電力需要を支えてきました。
 レイテ島は2013年11月に、数十年に一度の超大型台風といわれたヨランダ台風(現地名)の直撃を受け、多大な被害が発生しました。当社は今回のリハビリ工事を通じて、地域の電力安定供給に尽力することで、なお自然災害の爪痕を残すレイテ地方の復興に貢献していきます。

以上


三菱重工グループについて

三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。
長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 モビリティの電化・知能化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。

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