MHPS日立工場本館が竣工 蒸気タービンなどを生産する主力拠点の陣容整う
MHPS日立工場本館が竣工 蒸気タービンなどを生産する主力拠点の陣容整う
発行 第 086号
三菱日立パワーシステムズ(MHPS)が、日立工場(茨城県日立市)の敷地内に建設を進めていた「日立工場本館」が18日、竣工しました。設計 / 管理部門と製造および品質管理部門の一部が入るもので、これにより、当社の主力生産拠点の一つである日立工場の陣容が整ったこととなります。
日立工場では同日、これを記念して竣工式が開催されました。式典には、日立市の小川春樹市長、日立商工会議所の友部英一副会頭などが列席、当社からは西澤隆人取締役社長が出席しました。
日立工場本館は、地域経済への貢献の観点から地元業者の協力を得て、2015年2月から建設を進めてきたものです。鉄骨造りの5階建てで、先進の耐震設計が施されています。また、太陽光発電設備や全館LED照明、断熱性に優れた外壁を採用するなど、省エネや環境負荷低減にも配慮した建物となっています。
日立工場は蒸気タービン、発電機、中小型ガスタービンなどを手掛ける生産拠点ですが、これまで設計 / 管理部門などが、親会社である日立製作所の日立事業所本館の一部を借用して執務を行う状態が続いていました。今回の本館竣工により、日立工場はこれらを解消、全部門が一体となって業務を遂行できる体制が整ったことから、今後、さらに迅速かつ機動的な事業運営をはかっていく方針です。
MHPSは、三菱重工業と日立製作所の両社が持つ総合力と製品事業を継承した火力発電システム事業会社で、この分野のフルレンジの製品群を擁して、多様な市場・顧客のニーズに的確に応えるトータルソリューションを提供しています。
今後も拠点を構えるそれぞれの地域に立脚しつつ、グローバル市場で積極的に事業を展開していきます。
以上