トルクメニスタン向けM701 DAガスタービン3基を受注 EPC担当の住友商事から
三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は、トルクメニスタンの国営電力公社であるトルクメンエネルゴ社(Turkmenenergo)が建設する出力40万キロワットのゼルゲル(Zerger)ガス火力発電所向けM701 DAガスタービン3基を受注しました。同発電所を構成するガス焚きシンプルサイクル発電設備の中核機器となるもので、EPC(設計・調達・建設)を担当する住友商事を通じて供給します。運転開始は2018年の予定です。
ゼルゲルガス火力発電所は、首都アシハバトから北東約600キロメートルに位置するレバップ州に建設されます。運転開始後は、トルクメニスタン政府が、内戦で疲弊したアフガニスタンに対する復興支援プロジェクトの一環として、同国政府と結んだ電力供給契約に基づき、10年間にわたり電力を同国に輸出することとなります。
トルクメンエネルゴ社は、同国エネルギー省傘下の電力公社で、発電から電力供給までを一貫して担っています。同国最大のマリ発電所(設備容量168.5万キロワット)をはじめとする9つの発電所と送電会社1社、配電会社7社からなり、総発電設備容量は約400万キロワットに達しています。
トルクメニスタンは近年、堅調な経済成長を続けています。その成長を支えているのが世界第4位の埋蔵量を誇る天然ガスで、同国政府は、その高付加価値化や輸出・販売ルートの多様化を推し進めるとともに、それらを通じて近隣諸国との関係強化にも取り組んでいます。今回のアフガニスタン向け電力輸出のための電源建設プロジェクトも、その一環となるものです。
当社は、火力発電システム向けフルレンジの製品群を擁して、発電分野のトータルソリューションを提供しています。今後も、多種多様な市場・顧客のニーズに的確に応える高効率製品を積極的に提案し、各国・地域の安定と発展に貢献していきます。
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