ウズベキスタン向けにGTCC発電プラントを受注 ナヴォイ発電所の第2号施設建設プロジェクトで
三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は三菱商事株式会社とともに、ウズベキスタン共和国の国営電力会社(Joint Stock Company)であるウズベクエネルゴ(Uzbekenergo)がナヴォイ発電所に建設を計画する第2号施設(Navoi 2)向けに、M701Fガスタービンおよび蒸気タービンなどを含む高効率発電設備の主要機器1式をフルターンキー契約で受注しました。発電出力45万キロワット級、熱供給量2億kcal/hの熱電併給ガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)発電設備を構成するもので、運転開始は2019年を予定しています。
ナヴォイ発電所は、首都タシケントの南西約360キロメートルに位置しています。当社は、今回の建設エリアに隣接するナヴォイ発電所第1号施設(Navoi 1)に同一のGTCC発電設備を納入済みで、2013年に運転を開始しています。Navoi 2は、電力を周辺地域に供給するとともに、ナヴォイ工業団地にプロセス用蒸気を供給、冬場には近隣住民に地域暖房用の温水を供給していきます。
当社は今回の建設プロジェクトで、ガスタービン、蒸気タービンに加え発電設備の主要部分および空冷復水器やガスコンプレッサーなど大物補機の設計・調達・製作・海上輸送と試運転を手掛けます。発電機は三菱電機株式会社製を採用します。また、三菱商事は、当社のコンソーシアムパートナーとして、一部周辺設備の調達とプロジェクトの内陸輸送、土建工事・据付などを担当します。
ウズベクエネルゴは、天然ガス、石炭、石油を燃料とする火力発電や水力発電事業を展開しており、年間電力生産量は約500億キロワット時で、同国内のほぼすべての電力をまかなっています。当社は、同社向けに110万キロワット相当の発電設備を供給しているほか、2015年には発電所の運転・保守、同国のエンジニアに技術トレーニングを行うなど、オペレーション・メンテナンス(O&M)に関する覚書(MOU)を締結、良好な関係を築いています。
MHPSは今後も、ウズベクエネルゴとの良好な関係を維持・発展させながら、ウズベキスタンの安定的かつ効率的な電力事業運営に貢献していきます。
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