ウズベキスタン向けに天然ガス焚きGTCC発電プラント2系列を受注 90万キロワット級のトゥラクルガン火力発電所建設プロジェクトで
三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は三菱商事株式会社とともに、ウズベキスタン共和国の国営電力会社(Joint Stock Company)であるウズベクエネルゴ(Uzbekenergo)が国際協力機構(JICA)の円借款(政府開発援助)とウズベキスタン政府による資金を受けて同国東部で進めているトゥラクルガン(Turakurgan)火力発電所建設プロジェクト向けに、M701Fガスタービンおよび蒸気タービンなどを含む高効率発電設備の主要機器2系列をフルターンキー契約で受注しました。発電出力90万キロワット級の天然ガス焚きガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)発電設備を構成するもので、運転開始は2020年を予定しています。同国からは本年10月のナヴォイ発電所第2号施設(Navoi2)向けのGTCC発電設備1系列に次いで連続での受注となります。
トゥラクルガン発電所は、同国総人口の約30パーセントが集中するフェルガナ盆地の北部、首都タシケントの東方約190キロメートルに建設されます。同地域では電力が不足しており、隣国からの電力輸入が続いています。同発電所は完成後、こうした状況の緩和に貢献していきます。
当社は今回の建設プロジェクトで、ガスタービン、蒸気タービンに加え発電設備の主要部分および冷却塔やガスコンプレッサーなど大物補機の設計・調達・製作・海上輸送と試運転を手掛けます。発電機は三菱電機株式会社製および当社製を採用します。また、三菱商事は一部周辺設備の調達とプロジェクトの内陸輸送、土建・据付工事などを担当します。
ウズベクエネルゴは、天然ガス、石炭、石油を燃料とする火力発電や水力発電事業を展開しており、年間電力生産量は約500億キロワット時で、同国内のほぼすべての電力をまかなっています。当社は、同社向けに110万キロワット相当の発電設備を供給しているほか、2015年には発電所の運転・保守、同国のエンジニアに技術トレーニングを行うなど、オペレーション・メンテナンス(O&M)に関する覚書(MOU)を締結、良好な関係を築いています。
MHPSは連続受注を弾みとして、ウズベクエネルゴとの良好な関係をさらに発展させながら、ウズベキスタンの安定的かつ効率的な電力事業運営に貢献していきます。
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