安藤新社長 就任および2017年頭の挨拶(要旨)

発行 第 138号

三菱日立パワーシステムズ株式会社
取締役社長 安藤健司

社長就任と新年の年頭に当たり、ご挨拶させていただきます。

  1. まず、皆さん全員が、「安全・健康・家庭および家族が第一の理念の下、コンプライアンス絶対厳守」を徹底願います。これが良い仕事を進める上での基盤だと考えます。
  2. 常に、ビジネスは「顧客・市場第一」であり、現在および将来の市場の大きさを把握・認識し、次に顧客・市場が何を求めているかを調査・分析して、その結果に基づき製品開発・設計およびアフター・サービス事業(AS)の戦略を立て、実行していきましょう。
  3. 三菱日立パワーシステムズ(MHPS)社長としての私の責務は、「良い製品とサービスで、お客様に満足され、社会に貢献し、苦境に陥ってもそれを乗り越え、その結果競争相手に勝ち、会社がさらに成長し、三菱重工・日立両グループの発展と従業員の皆さんの幸せをもたらす」ことです。
  4. エネルギー・環境分野を取り巻く現在の事業環境は大変厳しく、競争相手も必死です。現状我々よりも成績の良い彼らでさえ「危機感」を持って将来戦略を練っているはずです。即ち「将来、何が基幹製品に成り得るのか、お客様は何を求められているのか、今までのやり方で勝てるのか」といった問いかけを常に自分にしながら、熟考しているはずなのです。したがって、我々も「危機感」を持ち必死になって、この厳しい事業環境・苦境を、全員が一致団結し、知恵と勇気を振り絞って、乗り越えて行かなければなりません。
  5. たゆまぬ製品開発は企業の生命線です。「お客様が強く求め、買って頂ける製品開発」、3年先、5年先、10年先、どんな製品が「ボリューム・ゾーンにあり、ブレークスルーして勝ち抜けるのか」、即ち「どんな製品が、社会に貢献し、大きな利益をもたらして、会社の発展と従業員の幸せを達成できるか」を考えること。肝心な点は、先ずは、お客様に買って頂けることです。
  6. 現在も、将来も「基幹製品開発」+「今までの技術力のインテグレーション」+「AI & IoT駆使」+「AS事業拡大」が、世界市場において勝ち残り、飛躍するための必須条件です。
  7. MHPSは三菱重工グループ全体の事業において屋台骨であり、「15事計」(2015事業計画)の最終年度を迎える本年は、業績目標値を必ず達成するという強い信念で取り組みましょう。並行して、次期「18事計」の基本戦略を立てていきましょう。
  8. 最後に“Good Communication”です。これは、常に必要不可欠なことで「仕事は楽しく、Good Communication」が鉄則です。

厳しい事業環境が続き、従業員の皆さんのご苦労も絶えないと思いますが、そんな時こそ、皆さんの力の結集が必要不可欠であり、また、苦しい時こそ私は「楽しく!」が必要だと思います。私も微力ながら全力疾走しますので、皆さんのご協力とご支援を宜しくお願いいたします。

MHPS安藤社長による年頭挨拶の様子1
MHPS安藤社長による年頭挨拶の様子
MHPS安藤社長による年頭挨拶の様子2

以上