火力発電設備向けデジタルソリューションMHPS-TOMONIの機能強化へ OSIsoftとマイクロソフトが開発したRCIPに参加

三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は、OSIsoft, LLC(OSIsoft、本社:米国カリフォルニア州)とMicrosoft Corporation(マイクロソフト、本社:米国ワシントン州)が共同開発した高度ICT(情報通信技術)プログラムの「レッドカーペット・インキュベーションプログラム(Red Carpet Incubation Program:RCIP)」に参加し、火力発電設備の運転を最適化するデジタルソリューションプラットフォーム「MHPS-TOMONI(トモニ)」の機能を強化します。OSIsoftとマイクロソフトの協力により、設備の計画外停止を最小限に抑えるなど運用効率を高めて火力発電所のデジタル転換を推進していくのが狙いです。

RCIPは、OSIsoftとマイクロソフトの包括的な協業によるもので、高度なデータ分析を迅速に行うことを可能にします。データ分析者たちがクラウドベースの分析プラットフォームやビジネス情報アプリケーションで使えるように運用データを整理する場合、データ量は1日当たり数百テラバイトに達して膨大な時間がかかりますが、RCIPにより実現する完全制御されたビッグデータおよび高度な分析プラットフォームを活用することで、コストと時間ならびに労力を大幅に削減できます。

MHPSは、MHPS-TOMONIをOSIsoftのPI SystemやマイクロソフトのMicrosoft Azureといった信頼できるソフトウエア上で開発することにより、短期間で新しいサービス事業をサポートするための安全で使いやすいプラットフォームを開発できるようになりました。

MHPSの最高技術責任者(CTO、取締役 常務執行役員)である六山亮昌(むやま あきまさ)は、次のように述べています。「MHPSはOSIsoftやマイクロソフトなど世界中の信頼できるパートナーとチームを組み、ビッグデータを活用して発電プラントの運用効率を改善します。RCIPへの参加により、当社のデジタルソリューションサービスであるMHPS-TOMONIの機能はより強化されます。当社はMHPS-TOMONIを通じて、発電プラントの価値を高めるさまざまなアプリケーションを発電事業者に提供していきます。」

MHPSは、RCIPを通じてOSIsoftと協業関係のさらなる緊密化をはかり、火力発電設備の効率的運用に貢献していきます。

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