サウジアラビアのダンマンでガスタービンの新補修工場が完成 100人超える来賓を迎え開所式を開催し、将来投資計画も発表
三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は、サウジアラビアのペルシャ湾岸最大の都市ダンマン(Dammam)に建設していたガスタービンの新しい補修工場を完成させ、10月12日(現地時間)に開所式を開催しました。同国の国営石油会社であるサウジアラビアン・オイル・カンパニー(Saudi Arabian Oil Company:サウジアラムコ)との企業間包括購買契約(Corporate Procurement Agreement:CPA)に基づくサービス拠点として、2016年に竣工・稼働した第1号補修工場に続き拡張工事に取り組んでいたものです。当社はこの新工場を、石油・化学プラントなどで使用されるコンプレッサおよびその駆動用タービンの補修拠点としても活用します。具体的には、2018年から、同じ三菱重工グループ企業である三菱重工コンプレッサ株式会社(MCO)と協力して、同社がサウジアラビアに納入したコンプレッサとその駆動用タービンの保守・点検を手掛けます。
新補修工場の開所式には、ダンマンを州都とする東部州の知事を務めるサウード・ビン・ナイーフ・ビン・アブドゥルアジズ・アル・サウード(HRH Prince Saud bin Nayef bin Abdulaziz Al Saud)王子の後援により、100人を超える来賓が出席。サウジアラビア側からは東部州副州知事のアフマド・ビン・ファファド・ビン・サルマン・ビン・アブドゥルアジズ・アル・サウード(HRH Prince Ahmed bin Fahd bin Salman bin Abdulaziz Al Saud)王子、サレ・アルアワージ(Dr. Saleh H. Alawaji)エネルギー・産業・鉱物資源副大臣、ムハンマド・Y・アル・カッターニ(Dr. Mohammed Y. Al Qahtani)サウジアラムコ上級副社長、ハリド・ビン・アブドラハム・アル-ツアイミ(Eng. Khalid Bin Abdulrahman Al-Tuaimi)サウジ電力会社(Saudi Electricity Company)副社長らが、日本側からは奥田 紀宏駐サウジアラビア特命全権大使らが臨席の下、当社からは社長兼CEOの安藤 健司らが出席しました。
安藤社長は、以下のように述べています。
「サウジアラムコと当社は長年にわたって良好な関係を築いてきました。今回の新補修工場完成が、サウジアラビアのさらなる発展の一助となれば、これほど嬉しいことはありません。当社は今後も貴国への投資を継続し、近い将来には、世界最高効率で信頼性の高いM501JAC形ガスタービンの新たな製造・技術センターを設立することも計画しています。JAC形ガスタービンは、信頼性99.5%で効率は65%に達するという前例のない目標を立てており、ガスタービン1基×蒸気タービン1基で構成するコンバインドサイクル発電では、60Hzで60万kW相当の電力を生み出し、CO2排出量をほぼ70%削減します。」
MHPSは、出力25万kW以上の高効率ガスタービン市場において4,200万kW分の発電設備を納入済みであり、世界No.1の納入実績を誇っています。
火力発電・環境技術のグローバルリーディングカンパニーとして、たゆまぬ技術開発を通じて安心・安全な地球環境の構築に貢献する製品、システム、ならびにソリューションを提供していきます。
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三菱重工グループについて
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