エネルギーソリューション事業の強化に向け新組織 大きく変貌するエネルギー環境への提案力を強化し新市場創造へ

◆ 2018年1月1日付で三菱重工は「PESB総括部」、MHPSは「PESB本部」を設置
◆ 顧客企業の課題やニーズを丁寧に聞き取り、各種サービスを統合・高度化
◆ 「ENERGY CLOUD®」や「MHPS-TOMONI®」などを活用した独自のAI・IoT技術を駆使

 

三菱重工業株式会社
三菱日立パワーシステムズ株式会社

 三菱重工業と三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は、エネルギー関連事業のソリューション提案力を強化するため、それぞれ2018年1月1日付で新組織を設置します。ソリューション提案の基礎となる顧客とのコミュニケーションや課題分析において、当社グループ独自の最新ICT(情報通信技術)を駆使し、顧客のビジネスを幅広くサポートできる、製品供給にとどまらないソリューションの提供を目指します。

 三菱重工は、パワードメインに「パワー&エネルギーソリューションビジネス総括部」(PESB総括部)を設置。MHPSは、「パワー&エネルギーソリューションビジネス本部」(PESB本部)を新たに立ち上げます。

 両社の新組織は互いに緊密に連携しあいながら、地球環境問題や電力自由化などにより大きくなりつつあるエネルギー環境の変化に対応したソリューションを積極的に提案していきます。顧客の課題やニーズをきめ細かく収集・分析し、技術や製品、オペレーションやメンテナンス、さらにはファイナンス等の各種サービスを複合的に統合したソリューションの提供を拡充していきます。

 具体的には、顧客のエネルギー利用状況や設備稼働状況を高精度に予知・検知する三菱重工独自のエネルギーソリューションサービス「ENERGY CLOUD®」や、火力発電設備の運営高度化・合理化を実現するMHPSのデジタルソリューションサービス「MHPS-TOMONI®」といった三菱重工グループのノウハウを豊富に活かした最新のAI・IoT(注)技術を駆使します。

 「MHPS-TOMONI®」は、従来のデジタルソリューションサービスを本年3月から新名称の下でグレードアップし、国内外の電力会社とメニューの共同開発や発電所へのソリューション提供を行ってきたものです。PESB本部は、メニューの開発からソリューション提供までを一貫して扱い、さらに提案力を強化していきます。

 三菱重工グループでは、「Communication(C):顧客や市場とのコミュニケーション、Analysis(A):最適なソリューションを導く分析、Product(P):顧客の課題を解決できる確かな技術と製品、Delivery of service(D):複合的なサービスの提供(“CAP-D”プロセス)」を新組織のスローガンとしてグローバルに展開し、顧客ならびに社会基盤全体に新しい価値を提供していきます。

  • AI :Artificial Intelligence(人工知能)、IoT:Internet of Things(モノのインターネット)。

【ご参考】
独自のAI & IoT技術で
お客様のエネルギーに関する課題を解決する「ENERGY CLOUD® Service」を開始
http://www.mhi.co.jp/news/story/1703015844.html

火力発電設備の運転最適化へICTサービス「MHPS-TOMONI」の提供を開始
顧客との緊密な連携を重視したデジタルソリューション
http://www.mhps.com/jp/news/20170309.html

以上


三菱重工グループについて

三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。
長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 モビリティの電化・知能化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。

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