お知らせ

当社における労働災害の不適切処理について

三菱日立パワーシステムズ株式会社

このたび、当社長崎工場において発生しました労働災害について、労働安全衛生法第100条第1項 および労働安全衛生規則第97条第1項違反により、当社および当社従業員が長崎地方検察庁に書類送検されましたので、下記の通りお知らせいたします。
地域をはじめ関係各方面の皆様には、多大なるご心配とご迷惑をお掛けいたしましたことを深くお詫び申し上げます。当社では、今回の事態を厳粛に受け止め、役員・社員一同、コンプライアンスの徹底と再発防止に努めてまいります。

1.経緯

内部情報に基づき関係者に聞き取り調査を行ったところ、労働災害申請手続きを行っていない事実を確認いたしました。当社は長崎労働基準監督署へ自主報告し、聞き取り調査や関係資料の提出などの調査に全面協力いたしました。

2.労働災害の概要

2018年6月5日午後2時頃、従業員Aが1人で踏み台(高さ1.5m)の上で作業していたところ、踏み台が倒れ本人が落下し足を骨折(左大腿骨頚部骨折)したもの(休業87日)。

3.報告を怠った原因

現在、詳細は長崎地方検察庁で捜査中ですが、従業員Aは、自身の災害で製造ラインが止まり、工程が遅れてしまうことを心配し、自宅で怪我したことにして欲しいと申し出て、係長(当時)がその意向を認めたことが主な原因と考えております。

4.当社の対応および再発防止策

当社では、本事実の発覚後、長崎労働基準監督署へ自主報告し、直ちに労働災害の申請手続きを行うとともに、全従業員を対象にした安全衛生教育の実施等の対策を講じてまいりました。今後、今回のような事案が二度と発生しないよう、コンプライアンスの徹底と再発防止に取り組んでまいります。

以上


三菱重工グループについて

三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。
長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 モビリティの電化・知能化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。

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