機械要素技術の総合見本市「関西ものづくりワールド2019」に出展 サプライチェーン・技能教育機能やICTを駆使して多様なソリューションを提案へ
◆ 火力発電システム事業で構築した超大物から精密品までの幅広い加工能力をアピール
◆ 自らと協力企業群の事業成長につなげる
三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は、10月2日に大阪市のインテックス大阪(住之江区)で開幕する機械要素技術の総合見本市「関西ものづくりワールド2019」に出展します。火力発電システム事業を通じて構築した超大物加工から精密品加工まで幅広くカバーできる技術力とサプライチェーン機能、技能教育機能、およびICT(情報通信技術)を広くアピールし、自らと協力企業群の事業成長につなげるのが狙いです。「人材育成から大物加工、現場改善までサポートします!」を掲げ、多様なソリューション提案を行います。
会期は10月4日までで、パネルとAR(拡張現実)デバイスを中心に展示。MHPSの源流である三菱重工業株式会社ならびに株式会社日立製作所の時代から培った多数の協力企業とのサプライチェーンによる「加工サービス/シェアード工場」、100年を超える長い企業運営を通じて確立した人材育成ノウハウを活かした「技能教育サービス」、および製造業としての付加価値向上に寄与するICTコンサルティングサービス「MPRO Plus」のメニュー編成で対応します。
加工サービスでは、発電タービンやボイラーなどの製造を実現する旋盤、五面加工機、プレス装置、電子ビーム・プラズマなどの各種溶接、熱処理、高周波曲げ、3D(三次元)計測、3Dプリンターなどを駆使した加工に加え、非破壊検査などの組み合わせ技術を提案。大物、厚物、重量物から小物、薄物、精密品などの製作についての課題に、協力企業などが保有する“ワザ”なども交えて具体的に応えていきます。
技能教育サービスは、溶接や汎用旋盤など技能五輪受賞者を多数輩出した実績を背景に、MHPSの整った教育設備も活用しながら実践的なトレーニングを提供するものです。技能検定取得指導、新人教育、再教育など、個別ニーズに適合したカリキュラムを提案します。
製造ICT化コンサルティングサービスは、時代の急速な変化に対応していくために、製造現場の継続的改善を裏付ける管理技術と最新技術(製造ICT)を、受注品生産および中量産品生産の製造プロセスに定着させていくことを狙いとしています。このため、140年超の大小さまざまなものづくりの歴史と豊富で多様な経営・事業資源をフル活用して対応します。
MHPSは、環境に配慮した先進的発電システムの提案を通じてグローバルな電力需要にきめ細かく対応し、各国の経済発展と環境負荷の低減に貢献していく一方、その実現を裏付ける製造・生産技術の多様なソリューション提案にも力を注いでいきます。
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