プレスリリース

日本特殊陶業と三菱日立パワーシステムズ、燃料電池セルスタックの 製造・販売を行う合弁会社「CECYLLS(セシルス)」の設立のご案内

日本特殊陶業株式会社
三菱日立パワーシステムズ株式会社

日本特殊陶業株式会社(社長:川合 尊、本社:名古屋市瑞穂区、以下NTK)と三菱日立パワーシステムズ株式会社(社長:河相 健、本社:横浜市西区、以下MHPS)は、2019年7月に固体酸化物形燃料電池(SOFC(注1))の発電要素である円筒セルスタック(注2)の製造・販売を行う合弁会社の設立についての合弁契約を締結以来2社で協議を重ね、このたび1月29日に「CECYLLS株式会社(セシルス)」として設立しました。この新会社は、NTKが保有するセラミックスの量産技術を活用することにより、MHPSの長寿命で熱利用が可能な円筒セルスタックを高品質に量産・販売していきます。

■CECYLLS株式会社の由来
セシルスは円筒セルスタックの商品名も兼ねた命名で、セラミックス製円筒セルスタックの英語表現“Ceramics Cylindrical Cell Stacks”に由来するものです。

■CECYLLS株式会社の概要

(1)設立時期/事業開始時期 2020年1月29日
(2)所在地 愛知県小牧市大字岩崎2808
(3)代表者の役職・氏名 代表取締役社長 石田 昇  (NTK)
取締役     加藤 三紀彦(NTK)
取締役     長﨑屋 聡(MHPS)
(4)事業内容 円筒横縞形セルスタックの製造および販売
(5)資本金 3億円
(6)出資比率 NTK 70%、MHPS 30%
    • 1固体酸化物形燃料電池(SOFC):SOFCとは、空気中の酸素(O2)、都市ガス等を改質して取り出す水素(H2)や一酸化炭素(CO)を利用し発電するものです。発電の重要な部分であるセルスタックの構成はすべてセラミックスで構成されています。
    • 2円筒セルスタック:高強度のセラミックス製の構造部材である基体管の外表面に、発電反応を行う素子(燃料極/電解質/空気極の積層体)を複数形成し、素子間を電子導電性セラミックスのインターコネクタで直列に接続(円筒横縞形セルスタック)しているため低電流で高電圧の電気出力を効率よく取り出すことができます。

■セシルス株式会社 会社ロゴ

セシルス株式会社 会社ロゴ

ブルーを用いることで、水素エネルギーを用いたクリーンなエネルギーを想起させ、右上端部を斜めに切り上げることで、未来を切り開いていくイメージを表現。シンボルは、セルスタックの断面をモチーフに管内部から外に向けエネルギーが発生していくイメージをデザインしました。

以上