お知らせ

クウェートでMEW(電力・水省)主催エネルギー産業技術展に参加 先進火力・水素・デジタルソリューション技術をアピール

◆ 50年以上にわたるパートナー関係を有し、総国内電源の45%にあたる800万kWを供給
◆ 最新技術を駆使したソリューション提案により、クウェートのエネルギー安定供給に貢献

 

三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は、クウェートの首都クウェート市で2月13・14日に開催された同国の電力・水省(MEW: Ministry of Electricity and Water)主催によるエネルギー産業技術展示会「Innovation & Excellence Award & Achievements Exhibition」に参加しました。同国は、世界有数の石油生産高を背景に高い所得水準を誇る一方、脱石油依存と産業の多角化を最重要課題に掲げていることから、不可欠な電源供給を支える当社の高効率火力発電技術や先進水素技術および発電設備の運用を最適化する当社デジタルソリューション「MHPS-TOMONI®」などについてアピールしたものです。

 今回の技術展参加について、当社中東・北アフリカ支店のKhalid Salem支店長は、次のように語っています。「MHPSは、クウェートで50年以上の供給実績を有しており、これまで長年にわたりMEWをはじめ関係先と信頼関係を築いてきました。今後も、世界をリードするガスタービン技術をはじめ、様々なエネルギーソリューションを提供することにより、クウェート政府が掲げる “Kuwait Vision 2035” を支援していきます」。

 また、同支店の米田 卓弘テクニカルディレクターは、次のように語っています。「MHPSの技術は、いずれも240万kW級のドーハ西(Doha West)、サビヤ(Sabiyya)、アズール南B(Az-Zour South B)など多数の発電所に導入され、総出力は同国内の45%にあたる800万kWに達しています。最近では、サビヤやドーハ西向けに改修プロジェクトも実施し、出力向上やプラント寿命の延長にも寄与しています」。

 技術展では、高効率ガスタービンをはじめとする広い製品ポートフォリオのほか、プラント寿命延長に向けたサービスメニューや、プロジェクトに活用しうる日本の公的輸出信用(ECAファイナンス)による支援の枠組み等を含むトータルソリューションを紹介。また、水素ガスタービンや固体酸化物形燃料電池(SOFC)とマイクロガスタービンを組み合わせたハイブリッドシステムである「MEGAMIE」などの先進水素技術製品、自動自律運転実現を目標に発電所の高度化に取り組むデジタルソリューションのMHPS-TOMONIについても紹介しました。

 MHPSは、今回のような技術展への参加・出展を通じて、環境に配慮した先進的発電システムを提案、グローバルな電力需要にきめ細かく対応し、各国の経済発展と環境負荷の低減に貢献していきます。

MEWからMHPSへの感謝状贈呈の様子 (中央右:当社中東・北アフリカ支店 Nasir Zraigat Sales Director)

以上