サウジアラビアで“エネルギーハブ”化戦略を支える先進発電技術をアピール サウジアラムコ主催の「IKTVAフォーラム・展示会2020」に参加
◆ 経済多様化に寄与する現地化貢献プラン「MHPSサウジナショナルプログラム」を推進
◆ 50年のパートナーシップで、世界標準サプライチェーン構築を先進発電技術によりサポート
三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は、サウジアラビアの東部最大都市ダーランで2月24日・25日に開催された同国国営石油会社サウジアラムコ(Saudi Aramco :Saudi Arabian Oil Company)主催の「IKTVA(In-Kingdom Total Value Add)フォーラム・展示会 2020」に参加しました。当社は展示会に出展するとともに、河相 健社長兼CEOがフォーラムに出席。同国が脱石油依存を掲げて推進中のバリューチェーン多様化アプローチにMHPSが積極的なローカライゼーション(現地化)で成果を上げており、今後も同国の持続可能な経済成長をMHPSの先進発電技術で支えていくことを強くアピールしました。
IKTVAフォーラム・展示会は、サウジアラビア国内外のエネルギー関連企業多数を招き毎年開催されているもので、エネルギー供給プロセスの上流から下流および関連する化学・IT等の各産業などで、サウジアラムコとの協業と投資の機会を探るイベントです。その核心を構成するサウジアラムコの現地化戦略がIKTVAであり、同国政府が掲げる「ビジョン2030」に沿って世界標準のサプライチェーンを構築し、国際競争力のあるエネルギーハブの確立を目指しています。
当社河相社長は、次のように述べました。「MHPSは、1970年以来約50年にわたって、サウジアラビアの電力におけるパートナーであり、これまでガスタービン・蒸気タービン・ボイラーなど200基を超える納入実績があります。こうした実績に加え、当社は2019年4月に現地でのガスタービン改修工場の運営および現地化率向上へのコミットメントなどを含んだ貢献プラン“MHPSサウジナショナルプログラム”を打ち出しました。これは、ビジョン2030ならびにIKTVAの構想に沿ったものであり、今後もパートナーシップを継続・拡充し、同国の発展を支えていきたいと考えています」。
また、当社中東・北アフリカ支店のKhalid Salem支店長は、次のように語りました。「MHPSの同国での現地化率は、現在51%まで到達。2023年までに目標である60%達成を見込んでいます。加えて、同国と日本で、座学トレーニングとOJTにより人材育成も支援しています。これらのプログラムは、現地の労働力への貢献上重要な役割を果たしています」。
一方、展示会では、同国に高度なエネルギーソリューションを提供するガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)発電システムや環境技術などを紹介。クリーンかつスマートな技術、EPC(設計・調達・建設)取りまとめ実行力、アフターサービスなど、同国の公益電力ならびに産業電力部門に対して実践してきた貢献実績についてアピールしました。
MHPSは、今回のようなフォーラム・展示会への参加を通じて、環境に配慮した先進的発電システムを提案、グローバルな電力需要にきめ細かく対応し、各国の経済発展と環境負荷の低減に貢献していきます。
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