ウズベキスタンの150万kW級GTCC発電所向けガスタービン2基を受注 最新鋭のM701JAC形ガスタービンによる発電の高効率化でCO2削減に貢献
◆ ガスタービンの供給に併せて技術員を派遣し、据え付けおよび試運転をサポート
◆ 25年間の長期保守契約(LTSA)も締結
三菱パワーは、ウズベキスタン共和国のシルダリヤに建設する150万kW級の天然ガス焚きガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)発電所向けに、主力最新機種のM701JAC(J-series Air-Cooled)形ガスタービン2基を受注しました。ACWA Power社と本プロジェクトのEPC(設計・調達・建設)契約者である中国葛洲壩集団有限公司(CGGC:China Gezhouba Group Co.,Ltd)との間で機器供給契約を交わしたものです。
本プロジェクトは、ウズベキスタン政府があらゆる産業へより効率的でクリーンかつ安価な電力を提供するため計画したものです。完成時には同国の設置電力容量の8%に相当し、総電力需要の15%を供給することが可能となります。同発電所の建設により、高経年化したシルダリヤ地区の既設発電所を一部運転停止し発電効率を向上させることで、CO2排出量を年間220万トン削減できる見込みです。
当社は、本プロジェクトの中核機器である次世代高効率ガスタービンを2基供給するほか、技術員を派遣して据え付け・試運転を支援し、併せて25年間の長期保守契約(LTSA)により、信頼性のある運転をサポートします。
今回採用されたJAC形ガスタービンは、強制空冷燃焼器システムを装備し冷却構造を最適化するとともに、超厚膜化遮熱コーティングなどによってタービン翼冷却技術を高度化し、高圧力比圧縮機も採用しています。
ACWA Power社は、2004年の設立以来、電力および淡水を安定して供給し社会および経済の発展に貢献するというミッションの下、国内外で急速に成長を遂げてきました。また、CGGC社は北京市に本社を置く企業で、世界140ヵ国以上において主に水力発電、環境保護、設備製造、インフラ整備などの事業を手掛けています。
三菱パワーは、高効率で環境に優しいGTCC発電設備の普及に一層力を注ぎ、世界各地の経済発展に不可欠な電力の安定供給に寄与するとともに、持続可能な脱炭素社会の実現に貢献していきます。
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三菱重工グループについて
三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。
長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 モビリティの電化・知能化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。
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