安藤社長 2018年頭の挨拶(要旨)

三菱日立パワーシステムズ株式会社
取締役社長 CEO 安藤健司

 新年のスタートにあたり、社長としての所信を述べます。

 今年は2015事業計画の締めくくりと新たな2018事業計画をスタートさせる重要な1年となります。一方、世界的に脱炭素、再生エネルギーへのシフトが非常に激しく、また速いスピードで進んでおり、火力発電の新設需要は限定的で厳しい市場環境が続いています。

 このような状況において、我々が火力発電システム事業で競争力を発揮していくためには、多様化するお客様のニーズに素早く対応してICTやAIを駆使した「ソリューションの提供」に積極果敢に取り組んでいく必要があります。そのためには、さらなるスピード重視の事業運営やPMI(注)推進によるリーンな企業体質の構築をはかっていかなければなりません。

 今後、新設需要は再生可能エネルギーが主流となるものの、すでに沢山の火力発電設備が継続して稼働しており、定期的なメンテナンスの需要があります。お客様に対してICTやAIを始めとした最新技術を適用し、より早く、より効率的にサービスを提供することで、当社の事業範囲を拡大することができます。加えて、従来のような単なる製品の供給に留まらず、お客様のビジネスを幅広くサポートできるソリューションの提供を強化するために、本年よりパワー&エネルギーソリューションビジネス本部(PESB本部)を設立しました。来年度から新たにスタートする2018事業計画では、サービス事業とソリューション事業を当社の成長のエンジンとしていきます。

 お客様に当社を選んでいただくために世界中の技術やアイデアを駆使し、全力で知恵を絞ることを社員の皆さんには期待します。従来の殻を破り、2018年をV字回復の足がかりとなる変革の1年としていきましょう。

  • PMI(Post Merger Integration):企業や事業の合併後の統合プロセス
MHPS 安藤社長による年頭挨拶の様子
MHPS 安藤社長による年頭挨拶の様子

以上


三菱重工グループについて

三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。
長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 モビリティの電化・知能化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。

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