より精緻な造形を可能にする三菱重工の材料開発。
アディティブマニュファクチャリング(AM)は、耐熱性や精密性を求められる部材の製造を実現するため、耐熱性と高い延性を併せ持つ金属粉末をご提供します。
概要
三菱重工独自の材料設計および金属組織制御技術により、AMに最適な高温高強度合金および高機能材を開発。また高い延性を併せ持ち、発電用タービンや航空機エンジンなど、耐熱性、精密性を求められる部材の材料として最適です。

用途
- 発電用タービン高温高圧部材
- 航空機エンジン高温高圧部材
- 金型、触媒機能材
製品ラインアップ
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高温高強度高疲労強度粉末: MHA3300® -
高耐磨耗性粉末: MHA3500™ -
触媒機能粉末: MHA4000

MHA3300の特長
- クリープ特性
耐用熱温度900度以上(900度、59MPa, 寿命10 万時間) - 疲労特性
精密鋳造材Alloy713C(Alloy713C 航空機動翼用Ni基超合金) - 引張特性
精密鋳造材Alloy939(Alloy 939ガスタービン静翼用Ni基超合金)
高温耐酸化特性
- 精密鋳造材Alloy939の同等以上
従来製品より、優れた高温特性を発揮

高い延性による、優れた室温機械特性

開発材粉末の造形性が良好、主流な各種類PBF式造形機に対応可能
MHA3500の特長
- γ’析出強化型Co基合金
- 造形性に優れる
- 機械強度特性に優れる
- 耐熱性、耐摩耗性に優れ、高温部材やFSW用ツールに適している
- 引張特性