Daigasグループ・天然ガス焚きGTCC発電所の改造工事を完了 発電効率と起動性を向上
◆ ガスタービンをH-100形に換装、発電効率と起動性を向上
◆ 高砂工場組み立て初号機を納入
三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は、Daigasグループの株式会社ガスアンドパワー(本社:大阪市中央区)が大阪市湾岸部で運営するガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)火力発電所「酉島エネルギーセンター」(此花区酉島)のガスタービン換装工事を完了、このほど定格出力14万500kWの新設備が運転を開始しました。
酉島エネルギーセンターは、当社が設備納入・建設を担当し、2002年4月に運転を開始した天然ガス焚きGTCC発電所です。今回の改造工事では、既設の蒸気タービンを継続運用しつつ、ガスタービンをM501DA形からH-100形に換装することで発電効率と起動性を向上させました。
H-100形は、ヘビーデューティ型(注)の10万kW級2軸形ガスタービンで、柔軟かつ機動的な運用で力を発揮します。加えて、起動時間が短く、少ない設置面積で済むなどの強みも顧客から支持される所以の一つです。また、今回納入したH-100形は、事業統合で発足した当社が進める国内製造拠点再編の一環で、日立工場からの製造移管措置により高砂工場で組み立てた初号機であり、PMI(Post Merger Integration:合併・買収後の統合推進)活動が着実に進捗していることを示す成果ともいえます。
MHPSは、高効率の大容量発電システムから中小型ガスタービンを活用した省エネシステムまで、火力発電向けフルレンジの製品群を擁しており、発電のトータルソリューションを提供できることが強みです。今後も、市場の多種多様なニーズに的確に対応しながら、電力の安定供給と環境負荷の低減に貢献していきます。
- 一定の出力を維持して長時間連続運転することを前提として設計されたガスタービンで、手入れしやすく低い保守頻度で済むことが特徴のガスタービンです。
以上
三菱重工グループについて
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