サウジアラビア メジナ ヤンブ フェーズII

概要


メジナ・ヤンブ発電所は、1980年に納入した5ユニットの油焚きボイラー、タービンと海水淡水化設備からなるプラントです。

淡水化設備には、従来の方法よりも環境負荷が低く、極めて良好な水質の高純度水を造水できる、逆浸透法を適用しています。

Medina-Yanbu Power Plant and Desalination Plant, Phase 2 in Saudi Arabia-1

導入背景・課題

20年以上の稼動を経て、ボイラー制御装置、タービン制御装置、海水淡水化などの付帯設備の制御装置を最新鋭のDIASYS Netmationに更新しました。需要の高い水・電気の供給をできるだけ損なわずに制御装置を更新するため、他の4ユニットは運転を継続しながら、短期間のうちに1ユニットずつ順次工事を進めることが必須の課題でした。

導入成果・効果

1ユニットあたり約3カ月、共通設備まで含めてわずか17カ月で計画通り全ユニットの工事を完了し、お客様へ引き渡しました。既設装置の条件にマッチした制御装置の設計・製作から、現地工事、調整、試運転まで一括して請け負うことができるのは、ボイラー・タービン制御のノウハウのみならず、プラントを知り尽くしたメーカーの強みです。

システム構成


システム構成
システム構成

構成機器・仕様