微粉バイオマス専焼ボイラー技術

概要

昨今、地球温暖化への関心の高まりとともに、脱炭素、低炭素化に寄与する再生可能エネルギーの利用が世界的に拡大しています。この再生可能エネルギーの中でも、バイオマス発電は大容量かつ安定した調整電源としての役割を担うことができ、カーボンニュートラルの観点から火力発電所のCO2排出量低減にも寄与することができます。

当社は、日本国内向けに112MW級の石炭バイオマス混焼発電設備を納入した実績と、当社グループ会社であるMitsubishi Power Europe GMbH (EDE) のバイオマス専焼化改造実績にもとづいて、バイオマス専焼時のボイラーでの粉砕性/燃焼性/灰付着性に配慮した、高効率な微粉バイオマス専焼発電システムを開発しました。

Pulverized Biomass Fired Boiler Technology-jp01.jpg
項目 Studstrap #3 Drax #1-#3 Avedore #1 Atikokan
プラント所在地 デンマーク イギリス デンマーク カナダ
出力(MWe) 350 660 250 200
バイオマス専焼
運転開始年
2016 2016 2017 2016
バイオマス専焼化
主要改造範囲
  • ミル改造
  • バーナ改造
  • バーナ改造
  • ミル改造
  • バーナ改造
  • ミル改造
  • バーナ改造
プラント運用形態 冬:バイオマス
夏:石炭
通年バイオマス 冬:バイオマス
夏:石炭
年の1/3程度
(ピーク対応電源)
Pulverized Biomass Fired Boiler Technology-02.jpg
Studstrap #3
Pulverized Biomass Fired Boiler Technology-03.jpg
Avedore #1