ミル
ボイラー
石炭を効率よく燃焼させるためには、ボイラーに入る前に、石炭を微粒子(100μm)まで粉砕する必要があります。
このためミル(微粉炭器)が設置され、数cmの石炭を微粒子になるまで粉砕します。このミルには、粉砕、乾燥、分級の機能があります。分級は、微粒子のみをボイラーへ送るために重要な部位です。回転式分級器では、数十rpmの速度で回転するブレードと空気の流れにより⽣ずる遠⼼⼒と求⼼⼒の相対的なバランスにより、微粉のみが通過し、粗粒はカットされます。
竪型ミルは回転するテーブルとローラーの間に石炭を噛み込み、押し潰しとすり潰しの作用により、粉砕するものです。MVM、MPSの2型式により小容量から大容量まで幅広くラインアップしています。
概要
- 高微粉度の達成
- 効果的な分級性能による粗粒のカット
- ボイラーでの高い燃焼効率
- NOx排出と未燃炭素分の低減
- 大容量かつ低消費動力
仕様
型式 | MVM、MPS |
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対応可能燃料 | 石炭(瀝青炭、亜瀝青炭)、バイオマス、PC(ペトロコークス) |
容量 | 9~145t/h |
微粉度 | 200メッシュパス70%~95% |
分級方式 | 回転式セパレータ / 固定セパレータ / 回転式+固定式複合 |