貫流ボイラー

ボイラー

概要

貫流ボイラーは循環ボイラーと比較して高い圧力と温度の蒸気を発生させることが可能です。

火力発電プラントにおいては、蒸気条件(圧力と温度)を上げることにより、発電設備の効率向上が可能となり、燃料の削減、CO2発生量低減をはかることができます。三菱重工においては1968年に初の超臨界圧貫流ボイラーを、また、1981年に初の超臨界圧変圧貫流ボイラーを納入。さらに蒸気条件の向上をはかり、1993年には初の超々臨界圧変圧貫流ボイラーを納入しました。

超臨界圧および超々臨界圧条件のいずれにおいても多数の納入実績があり、信頼性の高いボイラーを提供します。

index_im01.jpg

仕様

  • 2パスボイラー
    出力 ~107万kW
    主蒸気流量 ~3,210ton/h
    蒸気温度 ~600/610℃
    蒸気圧力 ~31MPa
  • タワーボイラー
    出力 ~110万kW
    主蒸気流量 ~2,939ton/hr
    蒸気温度 ~600/620℃
    蒸気圧力 ~30.5MPa

納入実績

  • index_im02.jpg
    納入先 株式会社 JERA
    プラント 常陸那珂火力発電所1、2号機(日本)
    納入範囲 ボイラー・タービン・発電機(ETK)
    出力 100万kW×2
    最大連続蒸発量 2,870t/h
    蒸気条件 主蒸気温度 600℃
    再熱温度 600℃
    主蒸気圧力 24.6MPaA
    燃料 瀝青炭/亜瀝青炭
    運転開始 2003年/2013年
  • index_im03_0.jpg
    納入先 株式会社 JERA
    プラント 広野火力発電所5、6号機(日本)
    納入範囲 ボイラー・タービン・発電機(ELT)
    出力 60万kW×2
    最大連続蒸発量 1,770t/h
    蒸気条件 主蒸気温度 600℃
    再熱温度 600℃
    主蒸気圧力 24.6MPaA
    燃料 瀝青炭/亜瀝青炭
    運転開始 2003年/2013年
  • index_im04.jpg
    納入先 RWE
    プラント ノイラート発電所(ドイツ)
    納入範囲 ボイラー
    出力 110万kW
    最大連続蒸発量 2,870t/h
    蒸気条件 主蒸気温度 600℃
    再熱温度 605℃
    主蒸気圧力 27.2MPaA
    燃料 ドイツ褐炭
    運転開始 2012年
  • index_im05_1.jpg
    納入先 パイトンエナジー
    プラント パイトンⅢ発電所(インドネシア)
    納入範囲 フルターンキー
    出力 86万6千kW
    最大連続蒸発量 2,695t/h
    蒸気条件 主蒸気温度 538℃
    再熱温度 566℃
    主蒸気圧力 24.5MPaA
    燃料 亜瀝青炭
    運転開始 2012年