地熱発電プラント

制御システム

地熱発電プラントは、地中の熱エネルギー(マグマに加熱された深部熱水)をそのまま取りだし、最新の発電技術と高度な環境保全技術を駆使し、高効率でエコロジカルな電力を送り届けます。

地熱発電は地上で化石燃料を燃やすことなく熱エネルギーを確保・利用する事ができますので、CO2を増やしません。長年培った地熱発電技術をさらに発展させ、今も世界各国でクリーンな電力を次々と生み出しています。

この、地熱発電プラントの制御・監視システムとしてもDIASYSには多くの適用実績があります。

 

概要

特長

大規模~中小規模に至るまで最適なシステムを柔軟に提供できるラインアップ

充実したハードウェアラインアップによりコンパクトな構成から大規模構成まで幅広く対応できます。大型コントローラ(MPS)と小型コントローラ(CPS)を準備しており、用途と規模に応じたシステム分散設計をすることで、コストと性能が最適化されたシステムの提供が可能です。地熱発電プラントでは、蒸気タービンとその付帯設備の制御監視機能を提供します。

高い信頼性とやさしい保守

CPU演算処理部や電源及びネットワークの冗長化によりシステムの高い信頼性を確保しています。さらにCPUには充実した自己診断機能を備え、万一の場合には制御に支障をきたさずに冗長の他系へ切り替えるとともに、異常要因を表示して適切な対応を促します。

制御ロジックやシステムの構築・拡張に対するエンジニアリングの容易さ

制御演算ロジックの変更・作成、オペレータステーションに表示する系統図やコントロールループの作成、ハードウェアの追加・変更登録などは、専用の保守ツールで容易に実施できます。これらの保守データは統合データベースで一元管理されているため、効率のよいエンジニアリングが可能です。

優れた操作性と豊富な機能を持つWindowsベースのヒューマンマシンインタフェース

プロセスの操作・監視、データ管理を行うオペレータステーションは、OSに Microsoft Windows を採用しており操作が容易な使い易いシステムです。プラント系統図、トレンドグラフ、コントロールループプレート、アラーム・イベント表示、ロジックモニタリング等、プラントの運転・操作・監視を支援する多彩な機能を提供します。

他社システムと接続する各種通信インタフェースをサポート

ModbusTCP/IP、OPC(OLE for Process Control)、DNP3.0など各種通信プロトコルに対応。他社製システムとも通信接続することが可能です。

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プラントメーカならではの各種運転支援機能、性能計算やストレス計算にも対応

各種運転支援機能や性能計算・ストレス計算機能、さらに運転訓練シミュレータなど、プラントメーカとしてのノウハウを活かした豊富なオプション製品を取り揃えています。詳しくはオプション製品の項目をご覧ください。