機器制御システム
概要
発電プラント向けに開発したDIASYS Netmationが持つ高い信頼性や安定性、機能性と、システムユーザーとして培ってきた容易なエンジニアリング性や操作性を特長として、各種大規模設備の監視制御に対応します。
特長
大規模設備に対応可能な高い信頼性
標準的にシステムの冗長化に対応しており、大規模な設備に対しても高い信頼性を持ったシステムを構成することができます。
設備稼働を最優先とした、オンライン保守
設備を稼動させたままオンラインでシステムの改修が可能であり、設備運転を最優先としたシステム運用が可能です。また、お客様自身でシステム改修が可能であり、改修費用が削減できます。
システム構成
基本構成
オペレータステーション(OPS) | 監視・操作用の機器です。グラフィック画面表示やトレンド表示、アラーム表示等、監視・操作を行います。 |
アクセサリーステーション(ACS) | データ収集用の機器です。現場の製造機器から収集した製造データを管理し、帳票へのデータ出力を行います。 |
保守ツール(EMS) | 保守用の機器です。ロジック、グラフィック画面の作成・改修やシステム設定等の保守作業を行います。 |
マルチプルプロセスステーション(MPS) | プラントの現場に設置される計器や他装置との入出力やプラントの自動制御、各種演算処理をする制御装置です。 |
機能紹介
監視操作機能
オンラインモニタリング
収集したデータをリアルタイムで監視することができ、故障時の素早いデータ解析を実現します。また、設備を稼動させたままオンライン保守が可能なシステムのため、試験設備等におけるデータ解析とシステムへの反映を効率的に行うことができます。
アラーム表示
機器の異常が発生した際、監視画面上にリアルタイムでアラームを表示し、異常の早期発見を手助けします。また、機器ごとのアラーム発生・復帰履歴を表示可能です。
アラーム通知
インターネットやPHS回線を使用したアラーム通知機能により、オペレータが現場から離れていても、素早い設備異常への対応を可能にします。
トレンド表示
機器の運転状況や異常信号をトレンドで管理します。
最大24時間幅のリアルタイムトレンドと、最大30日間幅のヒストリカルトレンドでの表示が可能です。
経営支援機能
帳票機能
日報・週報・月報・年報と、お客様ごとに最適な形式での帳票管理を行います。また、月単位で発生した警報項目の一覧表ファイルを作成することもできます。
オプション機能紹介
エネルギー見える化機能
原単位計算やエネルギー使用量、CO2換算、ガントチャートによる設備稼働状況の比較など、豊富な監視・分析機能により、工場の効率的な運用と省エネルギー化を実現します。
遠隔監視機能
インターネットを用いた遠隔監視機能により、工場内の別の建物で生産状況の確認が可能です。
また、遠隔監視を考慮した通信プロトコルを開発しており、アナログ電話回線でも、現場のオペレーターステーション(OPS)と同等の速さで画面表示が可能です。