ディペンダブルプロセスステーション(DPS)

概要

プラントの自動制御・各種演算処理およびプラントとの入出力をする制御装置です。機能安全規格(IEC61508)にしたがいSIL3に適合したハードウェアがラインナップにあります。

IOモジュールを介してプラントフィールドとの入出力信号を処理し、CPU モジュールで制御ロジックを演算することでプラントを制御します。

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ディペンダブルプロセスステーション(DPS)の機能

高速・大容量の高信頼コントローラ

DPSは最小6msの演算が可能で、高速な制御が要求される対象にも適用することができます。

また、大容量化したことにより、MPSよりも少ないコントローラで制御演算を実行するため、より安価にシステムを構成することができます。

MPS DPS
モジュール数 1~500モジュール/コントローラ 1~9216モジュール/コントローラ
IO点数 8~4000点モジュール/コントローラ 8~73728点モジュール/コントローラ
最小演算周期 10ms 6ms
ロジックシート数
(最大)
通常シート4095枚 機能安全シート1000枚
通常シート4000枚

柔軟なハードウェア構成

安全性を維持しながら稼働率を高めるためには、特定箇所に故障が起きた場合でも、正常な動作を続ける冗長化の機構が必要です。

DPSのLogic Solverはシングルから最大4重化まで対応し、それ以外のカードやモジュールはすべて二重化に対応しています。

必要な箇所だけ冗長化するなど自由に組み合わせることで、最適なコストでプラントの稼働率を最大限まで高めます。

モジュール名 冗長化
CPUモジュール Logic Solver 1~4
上位汎用通信モジュール Network Adapter(NA) 1~2
下位汎用通信モジュール IOScanner(IOS) 1~2×4組
  • 1組のIOSで95個のIO Nodeに対応
IOモジュール 1~2

カード・モジュールラインアップ

DPSのモジュールラインアップは以下の各ページをご覧ください。