保守ツール(EMS)

概要

保守ツール(EMS)は、DIASYS Netmation /DIASYS Netmation4Sの各種サービスのメンテナンスを行う機器です。
EMSには以下の機能があります。

  • 制御システムのコンフィグレーション
  • MPS(マルチプルプロセスステーション) / CPS(コンパクトプロセスステーション) / DPS(ディペンダブルプロセスステーション)用の制御ロジックの作成、変更
  • OPS(オペレータステーション)描画用のグラフィック作成
  • OPS機能の設定
  • 図面管理
spec-ems01

保守ツール(EMS)の機能

制御ロジック作成ツール“ロジッククリエータ”

制御ロジックの作成には、Microsoft社のVISIOをベースとしたツール、ロジッククリエイターを使用します。制御ロジックの記載には、ファンクションブロックダイアグラムを採用。難しい操作を覚えること無く、VISIOのようにドラッグアンドドロップでファンクションブロックを置くだけで、簡単に制御ロジックを作成することができます。

特殊なファンクションブロックを作成するスクリプト機能、よく使うロジックを登録するマクロ機能など、制御ロジックの作成支援機能も充実しています。

spec-ems-jp02
spec-ems-jp03
spec-ems-jp04

グラフィック画面作成ツール“グラフィッククリエータ”

OPSに表示するグラフィック画面は、グラフィッククリエータにて作成を行います。表示部品は独自にカスタマイズ可能で、こだわりをもった美しい画面を作ることができます。

spec-ems-jp05

数百点の信号も簡単に一括編集“リストクリエータ”

リストクリエータでは、制御ロジックに登録された各種信号やパラメータ、グラフィック部品のプロパティ等をExcelから一括で編集することができます。

これにより数百点の信号の修正も、一々制御ロジックを変更しなくてもExcelから変更するだけで全てに反映されるため、効率良く修正作業を行う事ができます。

spec-ems-jp06

OPSの機能を任意に設定可能

EMSには、OPSにアラームサマリやコントロールループプレート、トレンドデータを表示させるかどうかを任意に選ぶ事ができます。これにより、不要な機能を削除したり、機能を限定したOPSを構築することも可能です。

容易な図面管理

各機能で作成した制御ロジックや、グラフィック画面を図面として管理することができます。図面は制御ロジックやグラフィックを修正した場合、自動的に修正内容が反映されるため、修正のし忘れがありません。改訂履歴、コメントの記載も可能です。もちろん、PDFファイルでの出力も可能です。